Dr.近藤惣一郎のフィッシングクリニック:船釣り向けフットケア&ウェア

Dr.近藤惣一郎のフィッシングクリニック:船釣り向けフットケア&ウェア

今日の問診票

船釣りの後に疲れを貯めないような、フットケアの方法&ウェアの選定について教えてください。

(アイキャッチ画像提供:WEBライター・近藤惣一郎)

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近藤 惣一郎

医学博士・京大卒。SOグレイスクリニック院長。脳外科・美容外科専門医。DAIWA沖釣りフィールドスタッフ。ロンリー侍ドクターとして各種メディアで活躍中。

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その他 お役立ち

ストレッチ&マッサージ

ストレッチは広範囲に、マッサージは局所的に働きます。単独で行っても良いですが組み合わせるとより効果的。同じエリアにアプローチするならマッサージ→ストレッチの順が原則。マッサージで血流を促し、筋肉を柔らかくした後ストレッチするのです。(ウエア:DaiwaロングスリーブシャツDE-8205 オーシャンハーフパンツDR-6205P PU)

Dr.近藤惣一郎のフィッシングクリニック:船釣り向けフットケア&ウェア下腿セルフマッサージ(提供:WEBライター・近藤 惣一郎)

下半身の老廃物を含んだ静脈血は重力の影響で心臓に戻りにくく浮腫み(むくみ)となります。しっかりケアして老廃物・浮腫を除去して、翌日に備えましょう。筋肉自体だけでなく、隣り合う筋肉間や骨と筋肉の間に存在する血管や神経を意識して丁寧に行うのがマッサージのコツ。緊張がとれ、血流を改善することで酸素不足が解消、痛みやコリ、浮腫みがラクになりますよ。

▼a:固まったふくらはぎをさすり上げてマッサージ。
アキレス腱から膝裏まで親指が内側、他の4指が外側に来るように挟み、下から上にさすり上げるマッサージ。クリームやオイルを使うとより効果的。

▼b:筋肉やその周辺の血管、神経をもみほぐすマッサージ。
次は脛(スネ)を前から手で掴み脛骨の内側を親指で圧迫しながら下から上にマッサージ。

▼c:脛(スネ)の前をグーで刺激して血流改善
足首から膝下まで拳をあてながら滑らせる。スネの前にある前脛骨筋は船上で踏ん張ったり、車の運転でアクセルをつま先で操作するのに頻用される筋肉でありながらノーケアになりがちです。後述のつま先ストレッチと併せて行いましょう。

「a」のストレッチはアキレス腱からヒラメ筋、腓腹筋、大腿裏のハムストリングに効きます。このあと、これらの拮抗筋である大腿四頭筋、前脛骨筋、足首前面の筋肉も「b」のように必ず伸ばします。拮抗筋を刺激しておかないと、せっかく筋肉を伸ばしても戻りやすいのです。

その他セルフストレッチ

揺れる船上で踏ん張り続けた釣行後の足はとても疲れています。テニスボールを足裏で転がしたり、足の甲を指圧したり、足の指間を拡げたり、またつま先の屈伸運動など、簡単にできることですが効果大ですよ!

Dr.近藤惣一郎のフィッシングクリニック:船釣り向けフットケア&ウェア足セルフマッサージ&ストレッチ(提供:WEBライター・近藤 惣一郎)

酷使した筋肉、腱が伸び、血流も改善。酷使した足をいたわってあげましょう。

Dr.近藤惣一郎のフィッシングクリニック:船釣り向けフットケア&ウェア下腿・大腿・足首セルフマッサージ&ストレッチ(提供:WEBライター・近藤 惣一郎)

<近藤惣一郎/TSURINEWS・WEBライター>