サビキ釣り用のタックルは、アジやイワシなど小型の魚種を釣る以外にも、実は流用方法は多彩だ。今回はサビキ釣りタックルで狙える釣りものを紹介。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・出月慎也)
ちょい投げに流用
サビキタックルは投げ釣りにも流用ができる。適合オモリが20号近くあれば、ちょい投げ程度なら問題なく扱うことができ、飛距離も意外と出すことも可能だ。
堤防でのんびりサビキをしていると、他の釣り方でも楽しみたい気持ちが湧いてくる。こんな時にはちょい投げで底物のハゼやマゴチなどを狙ってみるのも面白い。急に竿が大きくしなるため、何が釣れたのかドキドキできることも魅力だ。
ちょい投げでの注意点
サビキタックルはセットでも安い物では1000円ほどで購入することもできる。しかし、やはり性能は値段相応だ。そのため、重いオモリで無理をすると、反動でパーツが壊れたり折れてしまうことも。オモリはロッドに記載されていることがほとんどだが、中古で購入すると剥げて消えてしまっていたり、通販では記載されていない商品も少なくない。しなりや硬さで見当は付くが、不安な場合は「なす型オモリ3~5号程度」で試してみよう。
まとめ
ルアーフィッシングなど専用のタックルと比較すると、やはりサビキタックルではデメリットが多いことには違いない。サビキタックルは耐久性も低く、他の釣り方はできないと思われる方も多い。しかし、意外と大物を釣り上げることもでき、様々な釣り方が楽しめる。
釣り場の状況がかわる可能性もあるため、ルアーやウキなど様々な仕掛けを準備しておくと、大物が回ってきた状況にもサビキタックルで対応させることは可能だ。プロのアングラーが沖磯からあえてサビキタックルを使い、大型のメジナを釣り上げた動画もあるほどだ。サビキタックルが意外なドラマを残してくれるかもしれない。
<出月慎也/TSURINEWS・WEBライター>