新型コロナウイルスの感染拡大を受けて2月29日から中止されていた、豊洲市場水産卸売場棟1階マグロ卸売場の見学者デッキからの一般見学が、11月2日、8か月ぶりに再開された。
(アイキャッチ画像提供:東京都 中央卸売市場 豊洲市場)
豊洲市場の見学が再開
豊洲市場のマグロ卸売場の見学は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて2月29日を最後に中止していた。同施設では、6月8日に施設全体の見学を再開したものの、来場者が業務エリアの至近に立ち入れる見学者デッキは閉鎖されたままだった。
今回、見学再開に踏み切った背景には、国による「イベント人数制限緩和措置」があり、見学方法を見直したうえで都は10月9日から11月分の申し込みを始めていた。
見学方法を変更
新しい見学方法では、人数を27名まで(1組につき3名まで申込可)、集合時間を午前5時45分まで、見学時間を午前5時55分から午前6時25分まで※1班で30分程度デッキ内で組ごとに順番に見学、に変更されているほか、新型コロナウイルス感染対策として、マスクの着用、検温の実施(37.5℃以上は見学不可)、手指消毒の実施、見学者カードの配布(見学者ベストの着用から変更)、連絡先の記入などが実施される。
見どころ
担当者に見どころを聞いたところ、「マグロのせりは日本独特の文化。その流通過程を直に見て感じてもらいたい。また、豊洲市場は閉鎖型施設であり、温度管理など衛生対策をしっかりしているところを確認してもらいたい。」とのことであった。
現在は11月13日から19日までの見学者を募集しており、インターネットの募集専用サイトと募集専用電話で応募できる。申込多数の場合は抽選の上、決定。※抽選に漏れた場合も、2階見学者通路から卸売場の様子を見学できる。
<TSURINEWS編集部>