フライお得帖:マーカーを安価に大量生産 10円以下の単価を実現?

フライお得帖:マーカーを安価に大量生産 10円以下の単価を実現?

手芸専門店にはフライに使える材料が多い。今回は素ボール(発泡スチロール玉)12㎜で、マーカーを量産&自作する方法を紹介しよう。

(アイキャッチ画像提供:WEBライター・浅暮三文)

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浅暮三文

浅暮三文(あさぐれ・みつふみ)小説家。第八回メフィスト賞、第56回日本推理作家協会賞を受賞。日本推理作家協会、日本文芸家協会員。産経新聞書評担当。

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フライフィッシング ルアー&フライ

浮力テストの結果

さて、では完成したマーカーの働き具合はどうか。前回と同様にバスタブを使ってテストです。今回は16番のエッグを結びました。ウウム。前回より浮いています。エッグか、素ボールのせいか。おそらくエッグでしょう。アルキメデスが述べるところの浮力に関係する体積が少ないのです。

フライお得帖:マーカーを安価に大量生産 10円以下の単価を実現?テスト前のマーカー(提供:WEBライター・浅暮三文)

エッグはスカスカですから。まあ、気持ち重めのオモリにすれば問題ありませんね。では残っていた水性アクリル絵の具で50個すべて作ってしまいましょう。

1個7円で自作可能

うふふ。素ボール50個入り236円。水性アクリル絵の具110円。合計346円で50個です。50個あれば一生はオーバーですが、1個は約7円。とことん泣けてきます。

どれだけなくしても潰しても平気じゃないか。そんな大名気分じゃないですか。
でもなあ。塗装などの手間暇がイヤ。場所がない、図画は苦手という方もいるでしょう。そんな私はどうしたらいいの?大丈夫。我々には科学があります。そうです。次回は化繊のヤーンによるマーカーを紹介します。

<浅暮三文/TSURINEWS・WEBライター>