手芸専門店にはフライに使える材料が多い。今回は素ボール(発泡スチロール玉)12㎜で、マーカーを量産&自作する方法を紹介しよう。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・浅暮三文)
素ボールを塗装する
マーカーに求められるのは浮力だけでなく視認性です。真っ白でも十分に見えるのですが、なんだかわびしい。そこで素ボールを塗装できないかしら?はい。なんとかしましょう。でもどうするの?発泡スチロールは石油を原料とした製品ですから油性のラッカーやアクリル塗装剤では本体が溶けてしまいます。
ですが世の中はできたもので、水性アクリル絵の具なるものがあります。これは水に溶けるアクリルですので、発泡スチロールが溶解せず、乾燥すると耐水性があります。
素ボールに爪楊枝を刺す(提供:WEBライター・浅暮三文)この水性アクリル絵の具を容器に満たし、爪楊枝に刺した発泡スチロールをドボンとドブ付けする。
水性絵の具にドブ浸け(提供:WEBライター・浅暮三文)水溶性ですのでお好みに合わせて、水で溶いて塗装しやすくしてもかまいません。そうする方が色むらがでないでしょう。後は乾燥を待つだけ。
乾燥させれば完成(提供:WEBライター・浅暮三文)時間は50分ほどありますが、タバコでも一服して風まかせです。以上で自家製のマーカーの完成。
糸通しは100均で調達
待つこと50分ほど。乾燥には時間がかかりましたが塗装が終わりました。なんだか色がまだらになっています。そしてぬらぬらしている。どうも色っぽくて釣り以外のことを考えてしまいそうだ。ならばサンドペーパーで適当に色を整えましょう。
少し色むらが気になる?(提供:WEBライター・浅暮三文)これで本当に完成です。後は前回に紹介した束ねる糸と輪ゴムでマーカーキットを準備すればよろしい。糸通しは購入しましたか?まったく同じ機能のものがフライショップでは高価ですよ。
100均の糸通しが便利(提供:WEBライター・浅暮三文)老眼に達した私は、現場でもタイイングでもこれが不可欠。100均ショップは資本主義の神です。

