フライお得帖:ニンフ用「マーカー」を『100円以下』で自作しよう 

フライお得帖:ニンフ用「マーカー」を『100円以下』で自作しよう 

管理釣り場のフライフィッシングで活躍するニンフですが、使用には「マーカー」が必要。安価に自作する方法を、 万年初心者のミステリー小説家が紹介します。

(アイキャッチ画像提供:WEBライター・浅暮三文)

浅暮三文

浅暮三文(あさぐれ・みつふみ)小説家。第八回メフィスト賞、第56回日本推理作家協会賞を受賞。日本推理作家協会、日本文芸家協会員。産経新聞書評担当。

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フライ用マーカーを自作

フライで手軽に遊ぶとなると管理釣り場ですよね。あそこでの多くの時間はドライよりもニンフの方が活躍するのはご存知の通りであります。となると不可欠なのがマーカー。

フライお得帖:ニンフ用「マーカー」を『100円以下』で自作しよう 筆者愛用のマーカー(提供:WEBライター・浅暮三文)

しかし、市販の各種マーカーの問題点は価格、自身にぴったりの浮力のものがなかなかないこと。かつて私は発泡ウレタン製の使い捨てマーカーを愛用していましたが、この頃は店頭で見かけませんでした。加えて使い捨てなので、位置をかえるたびにポケットに使用後が溜まる。はたまたティペットにテープ面のカスが蜘蛛の巣のごとく付着する。なんだか、わびしさが募るばかりでありました。

マーカーには大発明がない?

では可動式はどうか。これも装着にゴム留めを使用するため、ゴム留めを釣り場で落とすと、まず見当たりません。CDCを花束にしたのも、腕前のせいですぐに濡れて浮力がなくなる。はてさて、ニンフの釣りに必要不可欠なはずのマーカーに、絶対的な大発明がないのですよ。となると自己流しかないか。

ということで私は海用やヘラブナ用のシモリ玉を活用する半自作(要は輪ゴムを通すだけ)の方法にたどりつきました。浮力と視認性は海で揉まれていますから安心。

自作マーカーの材料

マーカーを自作するにあたって、必要なものは以下です。

シモリ玉

球体は10mm=3号と12mm=5号。円錐は3号と4号。いずれもすでに穴が空いたもの。シモリ玉は100均ショップでも昨今、釣り具として販売しているそう。

フライお得帖:ニンフ用「マーカー」を『100円以下』で自作しよう 釣具店で市販されているシモリ玉(提供:WEBライター・浅暮三文)

輪ゴム

輪ゴムは使用時に切れない新鮮なものを。ゴムも自然原料ですから劣化します。シモリ玉を束ねる紐:製作時や現場で切れない強度のものをお好みで。当方は自宅にあったデンタルフロスを活用。水に強く丈夫です。

糸通し

糸通しは作成道具として必要。100均ショップの手芸品の中から、できるだけ針金の長い物を選びます。

フライお得帖:ニンフ用「マーカー」を『100円以下』で自作しよう マーカーキットの材料(提供:WEBライター・浅暮三文)

マーカーキットの作成

それではさっそく製作にかかりましょう。

1.  シモリ玉に糸通しを通す。事前にできている穴は少しきついですが、強引に糸通しを押し込むと貫通します。

フライお得帖:ニンフ用「マーカー」を『100円以下』で自作しよう シモリ玉に糸を通す(提供:WEBライター・浅暮三文)

2. 束ねる紐をU字のループにして糸通しでシモリ玉の穴に通す。

フライお得帖:ニンフ用「マーカー」を『100円以下』で自作しよう 束ねる糸を通す(提供:WEBライター・浅暮三文)

紐も同様に最初はきついですが、ぐいぐいやる内にあなたまかせの穴になります。

フライお得帖:ニンフ用「マーカー」を『100円以下』で自作しよう 糸を通した状態(提供:WEBライター・浅暮三文)

穴をよく観察すると貫通させた入り口が分かり、そちらの方が通しやすいです。

これを好きなだけ繰り返せば、あなた好みのマーカーキットの完成です。おめでとう。具合のよいパートナーが手に入りました。あとは現場でのゴムの用意と使い方です。

ただし、シモリ玉を束ねた紐は玉が抜けないようにお尻を結んでおきましょう。なにごとも後技が大切です。

次のページで『マーカーの使い方』を紹介!

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