8月29日(金)、東京都武蔵村山市にある野山北公園でパンコイ釣り。今回はコイのみにターゲットを絞り、目標の大物ゴイを釣り上げることができた。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・竹内尚哉)
野山北公園
東京都武蔵村山市にある野山北公園とは、狭山丘陵に面している自然公園で、フィールドアスレチック、運動場や遊具もあり、丘陵散策もできて付近に温泉(カタクリの湯)もあり、家族連れにも人気の公園だ。休日は人も多く、公園の奥には釣池があり、我々釣師にとっても楽しめる公園である。
ちなみに釣り池は大小があり、大小ともにヘラブナ・マブナ・コイ・クチボソと釣れるし、魚ではないがザリガニやエビも釣れる。ただし、釣り禁止区域は最下流域にあり、ルールを守る事。
パンコイタックル
15尺のベ竿に、PEライン2号のミチイトを使用し、尼スレ10号針を接続。オモリ無しの単純なシンプル仕掛けだ。エサは食パンを2袋用意した。
ウキ釣りタックル
12尺のべ竿にナイロンライン3号のミチイトを竿いっぱいに結び、ヘラウキを付ける。サルカンに尼スレ10号を付けて、オモリは板オモリでトップバランスに調整し、エサは同様に食パンを用意した。
スレているサカナ
午前11時、野山北公園に到着。私の良く釣るクチボソエリア周辺の『コイの定期巡回コース』である熱いポイントが空いていたので、迷わず入ることにした。池の様子を見ながらタックル準備完了。
常連でいうとヘラ師が大半で、少数派にボソ師だがコイ師はまずいない。だが、ヘラ釣りでもボソ釣りでもエサにコイは寄るので掛かることも多く、学習能力は非常に高くスレている。まずは寄せることに専念してパンをちびちびと上流側に刻んでいく。
パンを大量に水面に浮かせてコイの出方を見ていると、ヤル気のあるコイが2尾ほど見えた。そろりと上流からパンを流すと見事に寄せエサの浮きパンのみ食べ、こちらの仕掛けは完全にかわされた。普段から色々と攻められて仕掛けがあるのが分かるようで、簡単にはいかないようだ。
「沈みパン」で挑戦
こうなると厳しいが、水面のエサがなくなってしばらくしてからまたパンを撒くと集まってくるので、まだ釣れる可能性は秘めているはずだ。しばらく注意しながら見ていると、集合場所にほど近い橋下だと警戒心が薄れるのか、ヤル気がありそうなコイが3尾ほど見れた。
コイを見ていると底のエサを食べたり浮いて来て食べたりもしている。寄せエサは浮きパンを浮かべ、同時に仕掛けには沈みパンを付けて橋下で狙えば食うだろうと考えた。
そして、寄せエサの浮きパンが橋下へ流れて行ったタイミングで、少し手で圧縮させたパンを仕掛けに付けて沈ませてみる。すると、2尾のコイが反応して私の仕掛けに1尾が掛かった。
68cmのコイ手中
見事に作戦成功であるが、ファーストランが素晴らしく強い。『メーター級のハクレンを仕留めた信頼のDXにPEライン2号の組み合わせ』なら行けるはずなので、ほぼ真横に引かれているものの無事に耐えることができた。
上流に移動させてからはパワフルな引きを再度堪能させてもらう。数分ほど遊ばせてもらい、タモ入れ成功で御用。素晴らしい引きを堪能し計測と写真撮影した。68cmの立派なコイを手にすることができた。