8月14日と15日、和歌山県田辺の天神崎へ投げ釣りに行ってきた。潮の関係か魚の活性が悪い日で大釣りとはいかなかったが、望外のイシダイ53cmを仕留めることができた釣行をレポートしよう。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・長谷川靖之)
予想外のイシダイ53cmに気分上々
しかし、一瞬引きが弱まって「取れる!」と思った途端に根に潜られたようで動かなくなってしまった。コロダイにしては様子が違うし、タマミにしては瞬発力がない。頭の中に「?」マークをよぎらせながら、とりあえずサオを三脚に置いて様子を見る。
3分ほど経過して、もう一度大きくサオをあおってみると、上手く魚が根から出たようだ。ここで一気に間合いを詰める。やがて波打ち際に姿を見せたのは、予想外のイシダイ。しかも良型だ。最後の磯際での抵抗も何とかかわし、横で見守ってくれた西君がナイスアシストでタモ網に収めてくれた。メジャーを当てると53cmで想定外の大物に気分は最高。
まだ明るいこの時間帯に、まさかの大物の出現で夜に向けた期待値も最高潮に達したのは言うまでもない。
夜釣りはパっとせず…
ところが釣りとはなかなか上手くいかないもので、この後、日が沈むと大物からのアタリがぷっつりと途絶えてしまう。何度かコロダイを思わせるアタリがあったもののハリ掛かりせず。小山会長がメイチダイとカサゴ、西君も夜の潮がわりにカサゴを数匹釣っただけで夜明けを迎えた。当日は小潮回りで潮の動きも悪かったのが不調の原因だろう。
帰宅後、イシダイはお刺し身、あら炊き、カルパッチョ、唐揚げにしておいしくいただいた。中紀~南紀のコロダイやタマミは今後10月ごろまでは楽しめるだろう。
天神崎へのアクセス
大阪からは阪和自動車道南紀田辺ICで下り、R42号をいったん大阪方面に戻る。目良の交差点を左折し、海沿いの道を道なりに進むと天神崎の駐車場に到着する。釣り場までは駐車場から500mほど歩くので、台車やキャリーカートがあると便利だ。
<長谷川靖之/TSURINEWS・WEBライター>
天神崎