初心者でも手軽に楽しめるハゼ釣り。定番は虫エサだが、今回はより身近に入手できるエサを使用してハゼの反応を観察してみた。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・牧野博)
食品系エサの効果
8月23日に前回と同じ場所で実釣検証してみた。
今回は、イシゴカイを基準のエサとして、
・釜揚げシラス
・細切りのハム
・猫用ペットフード(マグロ味)
の3つを試してみた。
今回のエサは、どれも人間の食糧またはペットフードとして、スーパーなどで売られているものばかりである。これら3つのエサに共通しているのは、ハリに刺しにくいことで、ハリに沿って刺そうとすると、すぐにちぎれてしまったりする。
「ハム」でウロハゼをゲット
2本バリの仕掛けでいろいろ試してみたが、単独でハゼが釣れたのはハムの細切りだった。2本バリの仕掛けで下バリにハムの細切りを刺して投入すると、イシゴカイでのアタリの多さには及ばないものの、ハゼのアタリが出た。しかし、エサが切れやすいためか、端だけを食いちぎられので、ハリ掛かりしないことが多かった。
一方で、ハムを小さく切ってハリに刺しても食いはイマイチだった。しかし、少しアシの近くのポイントを探った時、小さなウロハゼが1匹、ハリに掛かってきた。ハムは、今回の3つの食品エサの中で、切れやすさはあるものの、硬さがイシゴカイに最も近く、また匂いが最も強い。
意外なエサでも釣れるかも?
他の2つのエサ(釜揚げシラス、猫のおやつ)も、それぞれ魚介系のニオイはあるが、それより畜肉系の強いニオイのするハムによく反応したのは意外だった。
虫エサ以外のエサテストはまだ始まったばかりである。今後もまた、使えそうなエサがあったら、紹介していきたい。
ホタテなどは効果があることが実証されているようだが、ハゼのミャク釣りでも有用なエサ、笑えるような食品で釣果が上がるかもしれない。
<牧野博/TSURINEWS・WEBライター>
紀ノ川河口右岸
所在地:和歌山県和歌山市