8月19日、神戸沖のテンヤタチウオ釣行へ。ところが、肝心のサカナのやる気はゼロ・・。そんな低活性な状況をチタントップのロッドで打破した釣行をレポート。
(アイキャッチ画像撮影:TSURINEWS関西編集部)
指3本級タチウオをキャッチ
タチウオを浮かせたら、素早くリーダーを持って抜き上げる。幅が指3本程度の小型だったが、チタントップの柔軟性と感度を生かして駆け引きに勝った。
この日は終始そのようなアタリが多かったのだが、船長に後で聞いたところでは「このところ、タチウオの食い方は本アタリまでにかなり時間がかかる傾向にあり、それを我慢できるかどうかも釣果に繋がる」とのことで、攻略法としては、違和感を与えずにアタリを出させ続けるのが正解だったようだ。
専用竿でなく汎用竿がオススメ?
実は、アルファソニックシリーズには「アルファソニックタチウオテンヤ」など、タチウオ専用の竿もラインアップされている。専用竿となるとその釣り、ターゲットに特化した竿となる。
せっかく新しいチタントップの竿を新調するのであれば、やはりいろいろな釣りに転用できる方がありがたい。今回使用した「アルファソニックLG82」はまさに船からの様々なライトゲームに転用できる竿だ。
まだ、チタントップの世界を覗いていない人には、ぜひチタントップの釣りやすさ、分かりやすさを体感してほしいのだが、「まず1本を…」と言うなら、いろいろな釣りにも転用できる汎用竿で、タチウオテンヤにも十分、その特製を生かして釣りができるタイプがオススメだ。
チタントップなのに低価格
今回使用した「アルファソニックLG82・185MH」について少し触れておきたい。タチウオロッドとしては1.85mの長さ及び、MHクラスの調子は、操作性とアタリの取りやすさなど、タチウオ釣りにおける全ての機能をしっかりと備えており、大阪湾のテンヤタチウオ釣りでかなり活躍してくれそうな竿だ。
また、オモリ負荷が30~100号とかなり幅を持たせたタイプなので、テンヤタチウオの他、テンビンタチウオや小突きのカレイ釣り、根魚五目など様々な釣りに対応できるマルチなロッドである。
チタントップ搭載モデルの竿はかなり高価なシリーズがほとんどであり、入門者レベルなら「ちょっと高いなあ」と踏み出せないタイプが多い。ところが、アルファソニックシリーズは、チタントップ搭載ロッドにしてはかなり手頃な価格帯に設定されている。
例えば、チタントップ搭載タチウオロッドなら希望小売価格として5~7万円の価格帯がほとんどなのに対して、今回使用したアルファソニックLG82でも3万円台(税別)の価格設定となっていて、かなり購入しやすい。まず、チタントップの世界を体感するには最適の竿だろう。
攻撃型ロッドで本命追加
当日、釣りの終盤で下地さんが竿を交換した。この日はチタントップの特製を生かして、タチウオを攻略してきたのだが、最後に趣向をかえてカーボンソリッドトップを採用した「海人タチウオテンヤ91・180MH」を使ってみた。
9対1調子、加えて高感度では定評のあるカーボンソリッド穂先を採用して、テンヤの操作性を重視した。本来の使用としては、テンヤをキビキビと動かし、タチウオのアタリを素早く掛けていく、超攻撃型の竿。
この日の状況を考えると、ちょっと合ってないようなイメージだったが、テンヤをキビキビと動かすキレのあるアピールでタチウオが反応した。
入れ掛かりと言うわけではないが、チタントップとはまた違ったタチウオ釣りを展開。アタリも明確に穂先がとらえてくれ、活性の高いやる気のあるタチウオとも出会ったことで2尾を追加したところで納竿時間となった。
海人タチウオシリーズは乗せ調子から超攻撃型の9対1調子までラインアップされており、価格帯も2万円台中盤(税別)とかなり手頃な設定。チタントップとはまた違った面白さもあるうえ、高感度では定評がある。例年、数釣り期となる10月以降の釣りでは、このタイプのロッドでガンガン掛けていけるはず。