今週のヘラブナ推薦釣り場【千葉・新木水路】

今週のヘラブナ推薦釣り場【千葉・新木水路】

千葉県柏市~我孫子市にかけて流れる「新木水路」は、夏場でもよくウキが動き短竿でも楽しめるヘラブナの人気釣り場だ。釣りポイントやオススメの釣り方を紹介しよう。

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(アイキャッチ画像提供:週刊へらニュース APC・中村直樹)

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ヘラブナ釣り 淡水の釣り

千葉・新木水路とは

千葉県柏市~我孫子市にかけて流れる「新木水路」は、釣り座の背後に駐車でき、足場がしっかりしているので釣り台の設置も安易にできるのがうれしい。厳しい暑さとの戦いになる今の時期は、このような手軽な場所で短時間だけ狙うのも一考だ。熱中症対策を万全にして、のどかな田園地帯へ出かけよう。

今週のヘラブナ推薦釣り場【千葉・新木水路】ポイント図(作図:週刊へらニュース APC・中村直樹)

乗っ込み狙いの名スポットとして知られる手賀川。それと平行して流れる新木水路は、流程約5km・平均川幅7~8mの農業用水路だ。全体に水深が浅くて野趣に富み、雰囲気としては春の釣り場を彷彿させる。

手賀沼水系屈指の魚影

魚影の濃さは手賀沼水系でトップクラスなので、年間を通して釣り人が絶えない。春~秋にかけての農繁期は水の動き(水位の増減)が激しく、魚の活性が極めて高い。好調時は水面下に魚影が確認できるほどで、ハリスカッツケでも釣果が上がる。

釣れるヘラのサイズ

釣れるサイズは尺前後がメインで、手のひらサイズから時には40cmオーバーも飛びだす。だが人気釣り場だけにエサ慣れした魚も多く、シビアな釣りも要求される。のんびりムードの釣り場で、カラツン地獄。このミスマッチ感もここの魅力だろう。

ビギナーにもオススメ

現況は水温が高いためかマブナが多く、ツ抜けが合格ライン。多くの常連が、朝夕の涼しい時間帯を狙った短時間釣行を楽しんでいる。釣り台が設置しやすく短竿で楽しめるので、ビギナーやジュニア、足腰の弱い人にもオススメだ。

また7月中旬から全域に渡り除草作業を行っているので、今まで以上に釣りやすくなっている。

新木水路の人気ポイント

新木水路は全域がポイントといっても過言ではないが、常に釣り人が入っている場所は魚が居着いている。人気ポイントを紹介しよう。

第2排水機場・縦水路

全体に浅めの所が目立つ釣り場だが、ここだけは深場と称され水深が1本強~1本半ある。そのためかヘラ率が高いのが特徴。機場寄りなら南寄りの風が防げて、さらに好ポイントとなる。短竿でもいいが、対岸の影にウキを立たせる(釣りやすい)なら竿12尺以上が必要だ。またアタリが少ない時は、竿15尺前後で対岸の際狙いがいい。

第2排水機場・横水路

中坪橋~初鯉橋が人気で、水深は1本前後。縦水路と横水路の合流点付近(通称・Tの字)は水通しがよく、多くの魚が居着いている。また長竿が振れるので、好んで入る釣り人も多い。水深は1本~1本強。短竿でも問題ないが、並んだら13尺竿以上がいい。

今週のヘラブナ推薦釣り場【千葉・新木水路】第2排水機場のTの字(提供:週刊へらニュース APC・中村直樹)

第3排水機場・縦水路

手賀川への排水が行われる機場で、流れの影響をモロに受ける。しかし、熱心な地元のファンが多く魚影も濃い。駐車スペースが狭いのと道路の凸凹が目立つので、バイクや軽自動車での釣行が無難かもしれない。

今週のヘラブナ推薦釣り場【千葉・新木水路】第3排水機場の縦水路(提供:週刊へらニュース APC・中村直樹)

第3排水機場・横水路

鴨取橋~昭和橋の間が人気で、縦水路との合流点(通称・Tの字)から約40m下流のポンプ小屋までは、型もそろう好ポイント。オススメはTの字の中央付近で、ここだけは機場が稼働してもウキが沖に流されるだけですみ、流れにとても強い。3~4人が並べる。

今週のヘラブナ推薦釣り場【千葉・新木水路】第3排水機場のTの字(提供:週刊へらニュース APC・中村直樹)

また同エリアは平日でも早朝から釣り人が並ぶ人気ポイント。空いていれば7~8尺竿でも楽しめるが、通常なら10尺竿前後が必要だろう。さらに多くの釣り人が並んでアタリが遠いようなら、12~13尺竿で対岸の際を狙う。水深は1本~1本強。

橋の両サイド

各所に架かっている橋の両サイドも人気が高い。魚は障害物(橋脚)や橋の影を好む習性があるからだろう。

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