船釣りを始めてみたいけど、小遣い制の身には厳しくて・・。実は船釣りの料金は釣物によってバラバラ。今回はコスパ抜群の「ショート便」を紹介しよう。
(アイキャッチ画像撮影:TSURINEWS関西編集部・松村計吾)
オススメショート便
関西エリアを例にして、夏場にオススメのショート便を紹介していきましょう。
1.マダコ
関西では兵庫・明石漁場でのショート便がよく知られています。午前中の4時間ほどの釣りですが、1回の乗船代は4000円ほどと安価です。それでも夏場はマダコが数釣れる時期なので、お土産は十分に持ちかえることができるコスパ抜群の釣りですね。
釣り方としてはタコエギやスッテを使った釣り方がメイン。エギやスッテを海底に着けて、竿で小さく踊らせるようにして誘い、マダコを乗せます。マダコが乗ってくると、海底にでも引っ掛かったような重みが乗りますので、アタリを逃すことがないのも初心者には優しい釣りです。
2.タチウオ
和歌山・加太方面などでは、タチウオの午後便が人気です。午前便は早朝から昼までの約6時間ほど、午後は4時半くらいまでの約4時間ほどが釣行時間となります。釣り時間も短いため、乗船料金も安価で3000~4000円で船釣りを楽しむことができます。
タチウオは日によっては凄い勢いで釣れ続き、あっという間に2ケタを超すことも。釣り方は、「テンヤ」と呼ばれるハリにイワシなどのエサをくくりつけて釣る方法が主流です。大阪湾でもタチウオ釣りは人気で、「初めての釣りはタチウオ釣り」という人も多いです。釣具を持っていなくても、ほとんどの船宿でレンタルタックルがあるので安心です。
3.ロックフィッシュ
ロックフィッシュとは根、つまり岩礁帯の周りに潜んでいるガシラ(カサゴ)やメバル、アコウ(キジハタ)などのハタ類を狙う釣りです。太平洋側よりも、京都や福井、兵庫県下の日本海側に多く、魚影も濃いため釣り時間の短いショート便でも十分に楽しめます。
乗船代は8000円前後で設定されている船が多く、マダコやタチウオ釣りに比べるとやや高め。しかし通常出船の料金が15000円前後であることを考えると、かなり料金は押さえられています。
ロックフィッシュ狙いでは高級魚で知られるキジハタを始め、時にはマダイやブリなど大物もヒットするなど思わぬ大釣りができることも魅了の1つ。
釣り方としてはタイラバやライトジギング、エサ釣りでは胴突き仕掛けでの釣りなどが主流です。
ショート便で釣りを始めよう
今回は、初めての船釣りでオススメのショート便ターゲットを紹介しました。ほかにも、各船宿で特別便といった形でお得な料金体系の便や、ショート便などの企画をしていますので、調べてみるのも面白いですね。この夏は無理のない船釣りで、ぜひ、釣りにチャレンジを!
<松村計吾/TSURINEWS関西編集部>