今や釣りには必携ともなっている偏光サングラス。水中に漂うウキの確認や日中のサイトフィッシングでは水中を見やすくすることで釣りの幅が広がる。今回はそんな偏光グラスの有効利用法を紹介したい。
(アイキャッチ画像撮影:TSURINEWS関西編集部・松村計吾)
偏光レンズのメリット
夏の釣りはもちろん、四季を通じて釣行の際は偏光レンズの使用をオススメする。その理由はいくつかあるので紹介したい。
水面のギラ付きを押さえる
釣りをしていると、光の侵入は一定方向からの太陽光だけにはとどまらない。水面や地面からの光の乱反射も無数にあり、それらの乱れ飛び、目に飛び込んでくる光を透過させないのが偏光グラスの役目である。
その機能が水面のギラ付きを押さえ、水中をよく見えるようにしてくれるのだが、乱れ飛ぶ光は目にはあまりよくないこともあり、水辺での偏光グラス使用は四季を通じてかなりオススメだ。
目の物理的保護
物理的に目を保護する観点から、メガネを掛けるメリットもある。ハリやオモリ、しぶき、砂など、釣りをしている最中にはいろいろな物が目に飛び込んでくる危険性がある。そんな危険から目を守るため偏光グラスを掛けるということだ。
紫外線から目を守る
偏光グラスの大きな特徴の一つが、紫外線のカット(UVカット)だ。カット率はレンズごとに数値化されていて、安価な偏光レンズでも99%カットなど、かなり紫外線のカット率が高い。
実は目から紫外線が入ると、「肌同様、目が日焼けする」ことや「目の中に蓄積されることで慢性的な目の障害を引き起こす」とされている。なので、露出する肌には日焼け止めを塗るように、目は偏光グラスやサングラスなどで守るというのが必要だ。
また、慢性的な障害だけなく、一日の釣りを終えた後だけでも、紫外線カットレンズを使用しておれば、かなり目は楽だ。帰りの車の運転もかなり視界はよく、事故防止にもつながるハズ。
偏光機能のないサングラスでもUVカットの役目などは果たしてくれるが、こと釣りとなれば、総合的に判断して、偏光グラスの使用をオススメする。
ここまで偏光グラスの役目やタイプなどを紹介してきたが、釣りに出かける際には、どんなものでも良いので、目を守る観点からも、まずは偏光グラスを一つ、持って出かけよう。
<松村計吾/TSURINEWS関西編集部>