神奈川県三浦市にある城ヶ島の磯に、乗っ込み真っ最中のアオリイカを狙って釣行した。グッドサイズのアオリをキャッチした釣行をレポートしよう。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 APC・間宮 隆)
城ケ島でアオリ狙い泳がせ釣り
6月15日(月)、神奈川県三浦市にある城ヶ島の磯に、乗っ込み真っ最中のアオリイカを狙って釣行した。今年は、周辺の磯や港内に多くの小サバが回遊。ベイトが豊富過ぎてイカは泳がせのエサには見向きもせず、先日の三崎港はオデコ。
「今年はダメか」と思っていたところ、釣友から、「先日、城ヶ島の京急ホテル下の磯で、あまり大きくはないけどメジナの数釣りを楽しんだよ。小サバも少し回っていた」と聞いた。この釣り場は、アオリイカが好む藻場があり、昔から絶好のポイントとして有名。「サバが少しならなんとかなるかもしれない」と、釣行を決めた。
小サバの泳がせでアオリ狙い
5時、三崎港にある超低温冷蔵庫前の堤防に到着。さっそく、泳がせ用の小サバをトリック仕掛けで狙う。40分で20尾ほど釣って、海水を入れたハードバッカンのエアーポンプで生かしながら磯場に移動。
泳がせ用の竿を2本セットしてタラシ釣りスタート。さらに、エギングもやってみたが反応なし。9時になっても双方アタリはない。
私のすぐ近くでメジナ釣りをやっている横浜から来たという二人は、「時々小さなサバやベラは掛かるけど、つけエサは残ってくることが多い」と言い、ベイトが多くないことを確認。「これならいつかアタるだろう」と続ける。
アオリ2kg級をキャッチ
満潮が12時半なので、おそらくその前後の潮止まり、もしくは動き始めがチャンスと予想。すると、これが的中し、13時ちょうどに竿がゆっくりと海面に向かって曲がりだす。この瞬間が最大の場面。ドキドキしながら5分ほど待ち、大きくアワせると、ズシンとした手応えで型と確信。慎重にリーリングして寄せると、先ほどの釣り人が応援にかけつけてタモを構えてくれる。「頭からすくって」とお願いして、無事に取り込み成功。2kg近いグッドサイズ。
さらに、このあとイカをすくってくれた上物狙いの吉富さんにアタリ。無理せず時間をかけて慎重に取り込んだのは、40cm近い口太メジナ。「ウキ下4mでヒットしました」と、満面の笑みを浮かべる。