最近では幅広い層の方がキャンプを楽しんでおり、釣りができるキャンプ場もたくさんあります。今回は釣りとキャンプをテーマに、遠征先や無人島など野営地でのマストギアと、お役立ちアイテムを紹介します。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・中野和哉)
釣りキャンプに必要なギア
釣りキャンプでは普段のキャンプよりも、釣り具があるために荷物量が多くなります。しかし目的のポイントに辿り着くためには山道を歩いたり、岩場を登り下りしたり、磯を歩いたりしなければいけません。そのため荷物を軽量化して体力の消耗を避け、ワンパッキングに収めて両手を使えるようにして転倒などの怪我のリスクを避ける備えが大切になります。
本来アウトドアではギアをワンパッキングに収めるのも一つの技術です。色々なギアを持ち込んで快適に過ごすのもいいのですが、メインの釣りを楽しむためにもワンパッキングと軽量化を心がけてください。どうしても荷物が多くなりワンパッキングで収まらない場合は、無理をせず2度に分けて運んでください。私も夏場など氷と水分を多く必要とする場合は、クーラーボックスを持ち込むため2度に分けて荷物を運んでいます。
就寝に必要なギア
まずは寝る時に必要になるギアから紹介してきましょう。
1.テント
一人用の自立式のダブルウォールタイプのテントがお勧めです。初めて行くポイントでは、ペグが打ち込めない場所に設営しなければいけない可能性もあります。
また、ダブルウォールタイプはフライシートが雨風をしのぎ、インナーシートが室内の湿度を逃してくれます。そのため室内が結露しにくく快適に過ごせます。蚊によるジカ熱の感染リスクを避けるためにもテントで睡眠をとってください。また冬場は寒さ対策として、スカート付きのテントをお勧めします。
2.寝袋orブランケット
夏場はブランケット等で問題ありませんが、朝晩に冷え込む事が多いので注意してください。冬場は寒さ対策として寝袋を2重にして使用するのも効果的です。
3.コット
地面がゴツゴツしていて寝れない、冷気が上がってきて冷えるなどの問題が無くなります。コットは簡易のベッドのようなもので、地面の凹凸の干渉が無いためマットよりも快適に眠ることができます。
調理に必要なギア
次に調理に必要なギアを紹介します。
4.シングルバーナー
シングルバーナーは火力が一定に保てるため調理しやすいです。地面を傷める事も無く、灰の後始末の必要もありません。私は焚き火で調理を行うのが好きですが、焚き火ができない場所であったり、雨で薪がしけっていたり、薪が見つからない時もあります。そのため初めて行く野営地には必ず持って行きます。
5.調理器具&食器類
食器や調理器具は意外と嵩張ります。なので私は大小2種類のメスティンを使用しています。メスティンはアルミ製クッカーで、熱をむら無く伝えられ調理に最適です。皿、フライパン、鍋と様々な調理器具に代用でき、ご飯も簡単に炊くことができます。
6.シェラカップ
メモリの付いたシェラカップがお勧めです。コップとしてはもちろん、調理の時に分量を測るのにも便利です。
7.ナイフ
魚を捌いたり、調理で使用する以外にも、フェザースティックを作ったり、草や小枝を刈るために使用しています。
照明関連のギア
続いて、照明関連のギアです。
8.ランタン
野営地は街灯も無いため非常に暗い場合が多いです。ヘッドライトでは光量が足らなかったり、照らせる範囲が狭かったりします。調理や、作業を安全に行うためにもランタンが必要です。
9.ヘッドライト
釣り場まで夜道を歩いたり、手元の作業をしたりするのに必要です。ランタンでは手が塞がるので移動時はヘッドライトを使用しています。