いよいよ梅雨入り。筏川の天然ウナギを仕留めたいと思い、5月下旬、午前2時ごろ起床して釣行した。見事70cm級を手中にした釣行をレポート。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 APC・永井博文)
筏川で天然ウナギ狙い
釣友の古川さんは庄内川で天然ウナギの釣果が伸びている情報を入手。エサのアケミ貝も自分で採取されるそうだ。「若いっていいなあ」と、年寄りの独り言。
いつものようにエビが採取できずへこんでいたが、筏川の釣り場に着いて水面を見ると、魚があちらこちらでジャンプ、「チャンスは自分でつかめ!」と訴えているように見えた。
外道のブルーギル来襲
早速、森津橋の中央の柱の東側へ仕掛けをドボン。
やがてイトがピーンと張り、獲物の「ハリに乗ったよー」というアピールが。静かにサオに聞くと、間違いなく獲物が乗っているが、ウナギではない。タモなしで軽く上がったのは、ゲスト代表ブルーギル君だった。
今回採取したエビは、数は少なかったがおなかに卵を抱いている。おいしそうなエビを選び、ハリに尾掛けにして川ヘドボン。それなのに3連続でブルーギル君ばかり。ニョロニョロ君への気持ちが足りないのか。
大物70㎝級ウナギをゲット!
一番元気のいいエビを選び、「ギギは諦めたのでニョロニョロ君の釣果を頼むよー」とエビにチューをして川の中ヘドボン。5分ほど待ってから3mほどイトを巻く。
そして集中してサオ先とにらめっこしていると、少しずつサオ先がお辞儀をしていくではないか。「エビをくわえて走り去れ」と思った瞬間、サオ先がガリガリと一気に川へ持っていかれた。
慌ててサオを握り直して振り上げると、川の中の動きは間違いなくニョロニョロ君。だが、アオダイショウでも引っ掛けたのかと思うほど重い。早速タモを準備して手繰り寄せてくると、現れたのは極太ニョロニョロ君ではないか。久しぶりにうれしい釣果だった。
最終釣果
この後は、午前4時すぎに標準サイズのニョロニョロ君の釣果があったが、その後は納竿までの2時間、10匹近くのブルーギル君ばかりがハリに乗って遊ばれた。
この日は発泡スチロールを忘れたため、極太君ともう1匹のニョロニョロ君もエビブクに入れておいたが、エビブクから妙な音が。振り返ると、なんとエビブクの布目部分から極太ニョロニョロ君のしっぽが飛び出しているではないか。
押し込もうとしても「こんな狭いところにいつまでも嫌だー」と言っているようで、必死に脱走しようとしている。なんというパワー。本日最高の驚きだった。