外房のヒラメが一部解禁。夏は活性が高く、アタリが多いため初心者のデビューにはもってこいだ。今回は標準タックルや釣り方の基本を紹介しよう。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版編集部)
外房のヒラメ釣り状況
外川ではすでにヒラメ釣りが開幕している。ポイントは外川沖~利根川河口が中心で、砂泥底の広いフィールドのため比較的根掛かりが少ないのが特徴。
源正丸では6月8日、3キロ頭に0~6匹。5日は7.8キロ、3日には7キロ。数・型ともに絶好調だ。
盛夏になると片貝や大原、南房でも解禁して房総はますますヒートアップする。
外房のヒラメ釣りタックル例
次に外房で使用されているヒラメ狙いタックルの例を紹介しよう。ライトタックルを使用できる船宿は多く増えているが、釣行前に電話で確認した方がベターだ。
竿
6対4の胴調子で2.4~3.6mの専用が基本。手持ちは短め、置き竿なら長めが扱いやすい。
リール
中型両軸が標準。軽量、コンパクトでドラグ性能に優れたものを選ぼう。ミチイトはPEラインの2~4号を200m巻く。
仕掛け
サキイトはフロロカーボンライン8号1~1.5m。あまり長くすると、大物の取り込みに苦労することがあるので、50~60cmの短めでもいい。
ステイトは同3~4号。根掛かりの多いポイントでは50cm以下にする。30cmほどの短めでもいいが、タナ取りは50cm前後のほうが扱いやすい。逆に、根掛かりの心配がない砂泥底のポイントでは1mと長めにして、オモリがトントンと底をたたくようにする。
ハリスは同6号で70cm~1m。海底の状況や潮色、速さ、波の高低、釣り方などによって長さを変え、ステイトより長くしたり短くしたりと組み合わせることが大切。この「仕掛けの長短」がタナを決め、釣果を左右する。分からないときは船長にアドバイスを求める。
親バリは丸セイゴまたはヒラメの16~17号。孫バリにはチヌ5~7号や丸セイゴ16号、横流し釣りではトリプルフックも有効。また、サキイトとハリスの接続には、親子サルカンを介すのが一般的。イトの絡みを回避するために、2×3くらいの大きめの使用を勧める。
エサの付け方
親バリは、イワシの口の中から上アゴの硬い部分に掛ける。エサが小ぶりなときは、ハリを軽い伊勢尼に替えて鼻掛けにして、エサへの負担を減らそう。孫バリは、腹掛けか背掛けのいずれか。根掛かりの少ない場所では腹掛け、多い所では背掛けと使い分けるといい。