5月24日、地元、徳島県の鳴門からタイラバでマダイを狙って出船。この日はマダイの反応もよく初心者も含めて乗船者6人が全員安打。いよいよ、マダイも自粛空けを迎えたようだ。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・濱堀秀規)
まだマダイの顔を見ていないのは、林さんと初心者の西村さんの2人だけとなった。開始から2時間近くが経った時に、林さんがレギュラーサイズを釣り上げた、かと思うと、すぐに2尾目がヒット。
林さんにマダイ55cm
竿をコンコンとたたいているからマダイである。しかも、時折、大きく突っ込み、竿が満月に曲がっている。「慎重に」と声をかけて励まし「タモあるで~」と安心させる。
上がってきたのは、55cmの良型マダイである。これを見た船長が、キャビンから出てきて写真をパチリ。心の中で「おいおい、船長はキャビンから出てこないんじゃなかったのかい」と突っ込みをいれておいて、私もカメラを構えた。
写真を撮り終えて、キャビンに戻った森船長が「濱堀さん、(写真を)メールで送ってください」とマイクで言う。「オッケーイ」と答えて、心の中で「私は愛海の宣伝隊長かい」とまたもや突っ込みを入れる。
それにしても見事なプロポーションのマダイである。まるでルパン三世の峰不二子ちゃんのようだ。林さんは大物をよく釣っているらしく、先日も78cmと76cmを同じ日に釣り上げたそうだ。さすがである。
6人が全員安打
私がガラス越しに、「船長、あと顔を見てない人にも釣らさせてあげてね。良い思いをさせたあげてね」と言うと、森船長は「分かっとるよ」と軽く答えた。その30分後、ついにきた~!
初心者の西村さんにヒットである。小ぶりだが、正真正銘のマダイだ。「どうだった?どんな感じできた?」と尋ねると「アタリはたくさんあったんですが、やっと釣れました」と言う。心の中で「初心者なのに見えない海の中のアタリが分かるとは、彼にはセンスがあるかも」と思った。
すると、昼前には2尾目をゲットしたのである。やはりただ者ではない?コツを教えれば筋が良さそうなので、上達が早いかもしれないと感じる。