今さら聞けないバス釣りのキホン:『フィネス』 短所の理解も重要

今さら聞けないバス釣りのキホン:『フィネス』 短所の理解も重要

バス釣りに興味がある、釣りには行ってるんだけど、なかなか釣果に結びつかない。という方は必見!今回は、一度は聞いたことがある『フィネス』について解説させて頂きます。

(アイキャッチ画像提供:WEBライター・M_style)

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バス釣り歴15年。年間2000本を目標に頑張ってます。ボートと陸っぱりの半々で釣行を行なっております。釣行日数は年間100日に迫ります。私の経験が参考になれば幸いです。

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ルアー&フライ ブラックバス

フィネスフィッシングとは?

一般的な「フィネス」または「フィネスフィッシング」とは、スピニングタックルで軽めのルアーやワームを使って行う釣りのことで、まとめて「フィネス」と呼びます。

また、ベイトタックルを使ったフィネスフィッシング(ベイトフィネス)もありますが、今回はスピニングタックルでのフィネスについて基本を解説します。

フィネスが生まれた経緯と背景

軽めのルアーやワームを扱った釣り方(フィネス)は、よりルアーを本物のエサに見立てて使うことができます。バス釣りといえば「プラグ」をぐりぐり巻いて釣る、というイメージを持っている方が多いのではないでしょうか。

しかし、近年はバス釣りの人気に伴い釣り人が増加し、プラグでの釣り方だけでは、バスに口を使わせることが難しくなってきました。そこで活躍するのが、よりナチュラルに魚を誘うことができる「フィネスフィッシング」という釣り方です。

バス釣りの代表的な釣り方

バス釣りには数多くの釣り方があります。トップウォーター、巻き物、中層スイミング、ボトスト(ボトムストローリング)、リアクションなどです。これらの釣り方はほんの一部に過ぎません。

ですが、この代表的な5つの釣り方をマスターされている方は非常に少ないと思います。

・トップウォーター:表層でバスを誘う釣り方。水面に浮かぶルアーやワームを使います。
・巻き物:常に巻き続けるルアー。バイブレーション、クランクベイトなど。
・中層スイミング:中層をフワフワと泳がせる釣り方。ルアースピードを押さえます。
・ボトスト:底付近をフワフワと泳がせる釣り方。底をずる引きするのとは異なります。
・リアクション:ルアーやワームを操作している際に、不規則な動きを意図的に加えます。

水の中は自分では見えません。頭の中でイメージしていても、実際は全然違った、ということも多いハズ。でも最初はそれでいいんです。「イメージする」ということが一番大切なんです。

「中層を泳がせるイメージだけど、全然釣れない。でもボトム付近で泳がせたら釣れた」。これはしっかりボトストができた、という訳です。このような積み重ねが経験となり、感覚が確信にかわっていきます。

フィネスのメリット&デメリット

より本物のエサに近づけることができるフィネスフィッシングでも適材適所があります。場面で釣り方がかわるように、常に釣れ続ける訳ではありません。ここではメリット&デメリットとして、適している場面と適していない場面などを紹介しましょう。

メリット

ハードプラグなど強い釣りで反応しない、口を使ってくれないバスに対しては、フィネスはとても有効です。より繊細に魚にアプローチすることができるので、バスに警戒心を与えず、「これなら食べられる」という意識に持っていけます。

また、ラインが細いので、ワームがナチュラルに動いてくれます。ワームのアクションが一番生きるのは「ノーシンカー 」です。オモリも何も付いていない、フックだけをちょこんと刺した状態が、ワームが一番良い動きをするということを覚えていると、よりフィネスに近づけると思います。

今さら聞けないバス釣りのキホン:『フィネス』 短所の理解も重要ノーシンカーでヒット(提供:WEBライター・M_style)

デメリット

サーチと呼ばれる釣り方には向いていません。広範囲にバスが散らばっている秋口~晩秋にかけては、フィネスより巻き物系のルアーで探っていく方が効率が良いです。バス釣りは効率の良さ、手返しの良さが釣果に繋がります。「 バスを探す」釣り方をする際は、フィネスを率先して投入する必要はありません。

また、ラインが細い分、デカバスがヒットした際にラインブレイクの危険があります。ロッドワーク、ドラグワークが重要になりますので、日頃からバスとのやり取りを繊細に行うよう、意識してみてください。

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