神奈川県西部から静岡県東伊豆には、数多くの独立小河川がある。その小河川にもアユは生息し、侵入者を追っている。箱根早川、新崎川、千歳川を紹介しよう。
（アイキャッチ画像提供：週刊つりニュース特別版 APC・藤崎信也）
TSURINEWS編集部
2020年6月12日
新崎川・千歳川
ともに、箱根外輪山の一つ、大観山に源を発する小河川で、湯河原の温泉街を流下、相模湾に流入する。新崎川は規模が小さく、チンチン釣りやエサ釣り中心の釣り場だが、千歳川ではトモ釣りも行われている。JR東海道線下に漁協の集会所があり、オトリと入漁券が購入できる。
トモ釣りが可能なのは、河口から2kmほど上流のホテル四季彩前辺りまで。それより上流は木々がオーバーハングしていて向かない。流幅は5～8mほどで、私は7mの竿を使用している。釣り場は限られているものの、一日釣れば50尾超の釣果がある日も少なくない。午前中にひと通り竿を入れてみて、午後はよさそうな場所を集中的に探っていくのが効率的。
東海道新幹線上流（提供：週刊つりニュース特別版 APC・藤崎信也）釣果が安定しているのは新幹線上流、ジョナサン前、日本ジャンボー上流、飛田みかん園前。
日本ジャンボー前（提供：週刊つりニュース特別版 APC・藤崎信也）川沿いに道が通っているので、侵入者を追っている野アユを確認して入川するのもいい。急勾配で大石が点在する早瀬中心の渓流相だ。所々にハシゴが設置されているので、入川場所はすぐに分かる。夏は青ノロがひどい時期もあるが、初期には放流モノ、終期には天然魚が釣り人を楽しませてくれる。初期は10～20cm、終期は15～24cmのサイズで大河川と何ら変わりない。
＜週刊つりニュース特別版 APC・藤崎信也／TSURINEWS編＞
この記事は『週刊つりニュース特別版』2020年5月18日号に掲載された記事を再編集したものになります。
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