シーズン本格化のヤリイカ釣り 船中40cm頭に36尾【南房・大栄丸】

シーズン本格化のヤリイカ釣り 船中40cm頭に36尾【南房・大栄丸】

3月23日(月)、南房小湊の大栄丸から、本格化した同地のヤリイカ釣りに今期初挑戦。船中40cm頭に36尾の釣行をレポート。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 APC・木村俊明)

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大栄丸からヤリイカ釣りに挑戦

港に着くとかなりの強風。大和田彰船長に様子を聞くと「北風だから出船できる」とのこと。右舷に3人、左舷2人。私は左舷ミヨシに座る。5時すぎに出港。予想通り波、風、ウネリがあり、船はゆっくり進む。

シーズン本格化のヤリイカ釣り 船中40cm頭に36尾【南房・大栄丸】多くの船が見られた(提供:週刊つりニュース関東版 APC・木村俊明)

真沖の釣り場に到着。船団に合流し、入念な位置決めののち「水深190mです」と投入合図。しかし、風でツノが待ってしまい手前マツリしてしまうので、ツノを7本から5本に減らして投入。

海況がよくないので、「朝が勝負」と予想。仕掛けの中央に紅白スッテを配した自作の11cm5本ヅノ仕掛けで、シャクリを抑えた釣りを心掛ける。

シーズン本格化のヤリイカ釣り 船中40cm頭に36尾【南房・大栄丸】タックル図(作図:週刊つりニュース関東版 APC・木村俊明)

1投目は投入機を使用。強烈な二枚潮で海面のミチイトはトモ側に流れ、中層あたりではミヨシに大きく流される。イトフケ取って着底ができたが着乗りなし。

40cm本命ヤリイカゲット

ミチイトを立てて、電動の超低速で巻き上げながらゆっくりシャクって誘う。この作戦が成功。3、4回シャクると引っ張るような乗りで、引き込まれる。竿を持ってウネリをかわしたいが、とても重いので、ロッドキーパーに掛け中低速で巻き上げる。ヨリトリリングが見えて仕掛けをたぐると、スッテと一番下に胴長40cm本命。

シーズン本格化のヤリイカ釣り 船中40cm頭に36尾【南房・大栄丸】本命キャッチ(提供:週刊つりニュース関東版 APC・木村俊明)

大流しのため、すぐに次投。席に余裕があったので吹き流しで投入する。

船中順調に数伸ばす

8時すぎに移動。ここまですでにツ抜け。中大型主体で小型やサバは交らない。それにしてもあの細い体からは想像できないほどパワーがあり引きが強く楽しい。

左トモのKさん(館山市)は沖干しを作成。仕掛けは11cmブランコの10本バリ。強風のなか見事に操作。

シーズン本格化のヤリイカ釣り 船中40cm頭に36尾【南房・大栄丸】沖干しは釣り人の特権(提供:週刊つりニュース関東版 APC・木村俊明)

右舷ミヨシは仲間と2人で乗船した菊池さん、「14cmの仕掛けです」と言って釣果を見せてくれた。その後も順調に数を伸ばし竿頭。各自いろいろな工夫をしている。

シーズン本格化のヤリイカ釣り 船中40cm頭に36尾【南房・大栄丸】ヤリイカ手中(提供:週刊つりニュース関東版 APC・木村俊明)

釣果が20尾を超えたところで、体力を消耗したので電動リール内蔵の電動シャクリを試し追釣。

波、風は収束せず11時前に沖上がり。釣果は25~40cm15~36尾。サバは数尾。魚影は濃く今後も十分狙える。

※記事内に登場する船宿の現在の営業状況については、公式HPを確認もしくは、直接各施設へお問い合わせください

<週刊つりニュース関東版 APC・木村俊明/TSURINEWS編>

▼この釣り船について:大栄丸
シーズン本格化のヤリイカ釣り 船中40cm頭に36尾【南房・大栄丸】
この記事は『週刊つりニュース関東版』2020年4月10日号に掲載された記事を再編集したものになります。