コロナウイルス対策で人気ユーチューバー『釣りよかでしょう。』活動休止

コロナウイルス対策で人気ユーチューバー『釣りよかでしょう。』活動休止

九州地方を主として活動する人気YouTubeチャンネル「釣りよかでしょう。」が、新型コロナウイルスの拡散を懸念して約1カ月間の活動休止を発表した。ついに3密とは離れているイメージの釣りにも、コロナウイルスの影響が出てしまった。

(アイキャッチ画像引用:YouTubeチャンネル「釣りよかでしょう。」)

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活動休止動画を配信

3月30日、YOUTUBEの人気アカウントである「釣りよかでしょう。」(以下、釣りよか)の動画が更新されたが、その内容は「活動を休止します」と言う文言から始まった。動画では、活動休止に至までの経緯を約6分間に渡って説明している。

コロナウイルス対策で人気ユーチューバー『釣りよかでしょう。』活動休止人気ユーチューバー「釣りよかでしょう。」(引用:活動休止発表動画)

若い人は大丈夫だが・・・

この中で、リーダーのよーらいはまず、「自分たち若い世代は大丈夫だろう」としながら「メンバーの親が感染して亡くなってしまったら・・・・また、釣りよかのメンバーが大丈夫でも、アルバイトやその親が感染するかも」との認識で、「そうなると責任を感じる・・・と言うよりイヤじゃないか」と話し、メンバーも大いに賛同。

また、新型コロナウイルス感染防止策として、「とにかく人と会わないこと」を第一に挙げて、メンバー間でも個人どうしは会わないことを発表。メンバーが会うのは釣りよかの撮影ルームのみであることも言っている。

とりあえず1カ月の休止

活動休止期間については「とりあえず1カ月間」としているが、先行きは不透明なこともあり、「(休止の)期間は伝えた方が良いので、1カ月とした。ただし、ほぼほぼ1カ月では済まないのではないか」と言及している。

低すぎる地方の意識

この動画の中で、よーらいは「地方の感染防止に対する意識が低すぎる」点を強調する。特に、釣りよかが活動の拠点とする佐賀県は現在も自粛ムードは低く、釣り場に出かけても平日ながら「今日は日曜日か?」と 言うくらい普通に人が遊んでいる。おそらくはパチンコ店に行っても人はいっぱい居るはず・・・と言っている。

たとえば3月31日現在、佐賀県では感染者が1人しか出ていない発表を例に挙げ、実は県内でコロナ感染の検査を受けた人が130人しか居ないことにも言及、130人の検査で陽性が1人出たのであれば、70万人が検査を受ければ確率上7000人の陽性患者が出る可能性もあると指摘。1人しか出ていないと安堵する状況にはないと指摘している。

地方から見ると他人事?

メンバーはユーチューバーとして全国で活動をしているので、危機感を持ったけれど、佐賀県に居ると、今起こっている問題が「東京だけでそうなっている」と言った感じを受ける・・・とも言い、人気チャンネルである「釣りよかでしょう」が警鐘を鳴らすことで、少しでも地方に今回の新型コロナウイルス感染拡大防止を意識して貰いたい・・・と言う思いが込められている。

新しい撮影は行わず

今後は、現在撮影が終わって編集に入っている動画に関しては順次公開していくが、現状、新しい撮影は行わず、以降は完全に活動休止とする。メンバー自体も動画配信を止めることで大幅な収入減が現実のものとなるが、それを覚悟の上で、感染拡大防止へ大きく舵を切った。人気YOUTUBEチャンネルの「釣りよかでしょう。」のメンバーの意識の高さを実感するとともに、今、大きな危機に直面している東京、大阪などの大都市圏以外でも、日本全国至る所で感染防止のための意識を持ってもらいたいと願うばかりである。

<TSURINEWS編集部・松村>