イカメタルでヤリイカ快釣 ラストに連発し型揃い20匹【福井・敦賀沖】

イカメタルでヤリイカ快釣 ラストに連発し型揃い20匹【福井・敦賀沖】

2月29日、福井県敦賀市色ケ浜から出船する泰丸の深夜便で、釣り仲間とヤリイカ釣りを楽しんだ。終盤になるまで私だけ蚊帳の外で大苦戦を強いられたが、終了間際に連発。オスの型揃いを20匹仕留め、納得の釣果を得た。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・鈴木利夫)

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人気のヤリイカ夜釣り

午後9時前に駐車場到着すると、大勢のアングラーでにぎわっていた。やがて釣友4人が到着して受付を終えた。当日の深夜便は22人の満席となり、大人の夜遊びであるヤリイカ釣りは大人気のようだ。

私たち全員がイカメタルなので、釣り座は両舷ミヨシ側に決まった。両舷トモ側は胴つきアングラーが座る。午後10時、全員が船に乗ると、敦賀沖のヤリイカポイントに向かう。

やがてエンジン音がスローになると、アンカーが下ろされた。そして「水深78m、鉛スッテ20号、胴つき仕掛けはオモリ80号を準備してください」とアナウンスが流れた。さらに「潮が速くヤリイカ狙いは底ですのでサミングで」と指示。やはり潮が速くてオマツリが多発する。船長はこの釣況を見て、磯際の浅場への移動を決断した。

イカメタルでヤリイカ快釣 ラストに連発し型揃い20匹【福井・敦賀沖】当日のタックル(作図:週刊つりニュース中部版APC・鈴木利夫)

船中ヒットも筆者にアタリなし

「水深は35mです」で仕切り直しだ。このポイントでは潮が緩く、ラインは船下に落ちていく。すぐに左舷ミヨシの上野さんのサオが曲がった。やがて上野さんは鉛スッテを抱いた良型ヤリイカを手にして笑顔。これが船中初ヤリイカ。ここから皆スイッチが入った。

イカメタルでヤリイカ快釣 ラストに連発し型揃い20匹【福井・敦賀沖】上野さんと船中初のヤリイカ(提供:週刊つりニュース中部版APC・鈴木利夫)

その後単発ながら船中全体でヤリイカが仕留められている。隣の藤城さんも巧みに誘って「おっ、乗せたぁ~」とうれしい声。巻き上げてエサ巻きスッテを抱いた良型ヤリイカを抜き上げた。藤城さんによれば底上2m付近でヒットしたらしい。

ヤリイカがベタ底にいるのは想定内だが、私は苦戦が続く。そんななかで上野さんは連発で良型ヤリイカを仕留める。この日は鉛スッテよりエサ巻きがいいと、上野さんからアドバイスもらう。

ノリさんとトオル君はオモリグで楽しみ、ダブルヒットで騒いでいる。ご両人は鉛スッテとオモリグで楽しんでいる。しかし私だけが蚊帳の外でサオが曲がらない。

イカメタルでヤリイカ快釣 ラストに連発し型揃い20匹【福井・敦賀沖】エサ巻きスッテで藤城さんが(提供:週刊つりニュース中部版APC・鈴木利夫)

筆者も良型ヤリイカ手中

無我夢中で誘い続けると、サオが微妙に軽くなった。ここでアワセを入れると、イカの重みと鋭い突っ込みが。しかも重量感と引きが半端ない。そして良型ヤリイカを仕留めてひと安心だ。

ここからプチ時合い。イカメタル、胴つきともにエサ巻きスッテに好反応で、良型ヤリイカが次々上がる。ノリさんも藤城さんも、足元のイケスにはオスのヤリイカが泳いでいる。

午前3時ごろから少し海が荒れて、船の揺れが大きくなってきた。ミヨシの上野さんは立ち姿勢がつらくなり、座りながら誘ってもサオが曲がっている。

イカメタルでヤリイカ快釣 ラストに連発し型揃い20匹【福井・敦賀沖】私と良型(提供:週刊つりニュース中部版APC・鈴木利夫)

最終釣果

沖上がり1時前にはサオを納めるアングラーが多くなった。釣友全員はキャビン内に入ってしまったが、私は船に揺られながら誘い続けた。これが大当たりで、ラスト45分で入れ乗りに突入。沖上がりまでのサオ出しは心がけよう(笑)。

そんなこんなで沖上がり時間を迎えて終了。私の釣果はオスの型ぞろい20匹でボリュ―ム満点。船中サオ頭の上野さんは、足場の悪いミヨシで28匹。船中全体でもオスの大型が多かった。

イカメタルでヤリイカ快釣 ラストに連発し型揃い20匹【福井・敦賀沖】サオ頭の釣果(提供:週刊つりニュース中部版APC・鈴木利夫)

<週刊つりニュース中部版 APC・鈴木利夫/TSURINEWS編>

▼この釣り船について
泰丸
この記事は『週刊つりニュース中部版』2020年3月27日号に掲載された記事を再編集したものになります。