管理釣り場や釣り堀と呼ばれるものは、今や全国各地に存在しています。それらはコイやフナ、ブラックバスなど魚類ごとに分かれています。中でもトラウト系(ニジマスやイワナ、ヤマメなど)をターゲットにし、ルアーやフライを用いて狙う釣りの形態をエリアトラウトフィッシングと呼びます。
エリアトラウトのメインターゲットはニジマスです。他にもヤマメ、イワナ、サクラマス、ブラウントラウトなどが放流されています。中には、地元生産の大型トラウトや幻の淡水魚であるイトウを放流している釣り場もあり、大物狙いを楽しめるのも魅力の1つです。
海釣りファンならば、やはり釣った魚は持ち帰って美味しくいただきたいところでしょう。「管理釣り場の魚はなんか美味しくなさそう・・・」そう思ってる人もいるのでは?でも、それは間違いです。管理釣り場の魚は養魚場で育てられており、脂が乗っていて美味しく食べられます。
基本的には初心者やお子さんも大歓迎の施設がほとんどです。間違いなく魚はいるので、海釣りよりも釣果を出しやすく、「釣れた!」という感動を知ってもらいやすいでしょう。また、釣った魚をその場で塩焼きにして食べられるBBQ施設の併設や、子供向けにマスの掴み取りを体験できる釣り場もあります。
エリアトラウトで使われるルアーは、主にスプーン、クランクベイト、ミノーです。スプーンは、どの水深にも対応できる上級者向けルアー。クランクベイトは、ルアーごとに潜る深さが決まっており、初心者でも扱いやすいルアーです。ミノーは、細かなアクションでニジマス以外のトラウトや大型を狙うときに活躍します。
エリアトラウトで必要な道具は、タックルとランディングネットです。タックルのリールは2000番、ラインはナイロン3lbを巻いておけばOK。ロッドは専用のものが望ましいですが、アジングorメバリングロッドでも大丈夫です。レンタルできる釣り場もあるので、最初は手ぶらでチャレンジしてみるのも良いでしょう。