水深10m前後の浅場でヒラメ乱舞 5人で22尾の数釣り達成【春栄丸】

水深10m前後の浅場でヒラメ乱舞 5人で22尾の数釣り達成【春栄丸】

外房大原はまさにヒラメの最盛期。釣趣はもちろん、肉厚で食味も最高で、連日多くのファンが詰めかけている。1月25日に春栄丸にて出船した模様をレポートしよう。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 坂本康年)

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春栄丸でヒラメ釣り

同地では風を船腹に受けて広い範囲を流す「横流し」の釣りが主流。つまり、右舷の仕掛けが船下に入れば全員が潮上。左舷は全員が潮下。逆も同様ということ。流しごとに船が向きを代えるので、一日を通して潮上か潮下で釣りができる。前か後ろが有利ということはなく、初心者もベテランも関係なく、全員にチャンスがある。実際、同船では貸し竿のビギナーが竿頭になることがたびたび。

初めての挑戦でも、白川永一・若船長に詳しく聞いて指導を受ければ、竿頭とはいわなくても、複数尾を釣ることは特別難しくないだろう。

そこで1月25日(土)、釣友4人と同地の春栄丸から出船。右舷ミヨシから黄木さん、落合さん、大内さん、藤田さん、私の順に座る。

開始1時間で複数安打続々

5時半すぎに出港。釣り場の水深は13m。こんな浅場を狙うのが同地の特徴。後半には8m、6mといった超浅場も攻めたが、大型が掛かると、青物かと間違えるような横走りが楽しめる。

6時15分に先陣を切って大内さんにヒット。コマセマダイ釣りで知り合った仲間だが、ヒラメ釣りは4回目。前回2kg超えの自己記録を更新したので、「今回は数を釣りたい」と闘志満々。すぐに落合さん、藤田さんと続く。

その5分後に私にもヒット。3人のは1kg前後だったが私のは1.5kgオーバーのまずまずサイズだ。6時25分に大内さん、30分に落合さん、50分に藤田さんと、開始1時間で早くも3人が複数尾ゲット。

水深10m前後の浅場でヒラメ乱舞 5人で22尾の数釣り達成【春栄丸】本命続々ヒット(提供:週刊つりニュース関東版 坂本康年)

移動後も好調続く

7時20分に移動。水深は8mから6mくらいになるらしく、船長から「多少凸凹しているので、オモリが底に当たったら少し巻いて根掛かりしないように」と注意がでる。船長は常に水深の変化をアナウンスしてくれるので根掛かりを回避しやすくありがたい。

この流しでは黄木さんが上げただけだったが、ここで我々仲間は全員がゲットとなり、乗船前に上げた「5人で合計15尾」が現実味を増してきた。

水深10m前後の浅場でヒラメ乱舞 5人で22尾の数釣り達成【春栄丸】本命に笑顔(提供:週刊つりニュース関東版 坂本康年)

8時に藤田さんに3尾目。また投入すると、すぐに4尾目。少し間があいたが、9時少し前に3度目の流しで右舷が潮上に入ると、ラッシュが始まる。

5人で22尾の好釣果に

8時55分に大内さんに3尾目、同時に私に2尾目。9時5分に落合さんに3尾目、5分後に私に3尾目。20分に藤田さんの5尾目と黄木さんの2尾目が同時ヒット。5分後に落合さんと大内さんに4尾目のダブル。さらに20分後に大内さんに5尾目と、勢いが止まらない。

水深10m前後の浅場でヒラメ乱舞 5人で22尾の数釣り達成【春栄丸】満足の釣果だった(提供:週刊つりニュース関東版 坂本康年)

まさに、釣り座に関係なく、チャンスは平等。なかでも大内さん絶好調で、終わってみれば合計7尾。船中釣果は0.3~1.8kg1~7尾。落合さんと藤田さんも5尾。私と黄木さんが、3尾ずつ。結局5人で22尾。なかでも、4回目のヒラメ釣りの大内さんの釣果には脱帽。

大原から太東沖のヒラメはまだまだ期待できそう。イワシが断続的に回遊してくるので、大型も狙える。

<週刊つりニュース関東版 坂本康年/TSURINEWS編>

▼この釣り船について:春栄丸春栄丸
水深10m前後の浅場でヒラメ乱舞 5人で22尾の数釣り達成【春栄丸】
この記事は『週刊つりニュース関東版』2019年2月7日号に掲載された記事を再編集したものになります。