相模湾カワハギ釣行 ショート船でも25.5cm頭に16匹【儀兵衛丸】

相模湾カワハギ釣行 ショート船でも25.5cm頭に16匹【儀兵衛丸】

11月26日(火)、カワハギを釣りたいと相模湾長井の儀兵衛丸から釣行した。7時出船、11時納竿のショート船ではあるが、前日の竿頭が22尾と好調。土産に5尾前後を確保することを目標にする。昨年から東京湾、相模湾ともに厳しいコンディションの日が多いと聞いているがはたして。

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(アイキャッチ画像提供:週間つりニュース関東版 東京・藤澤一弘)

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船釣り エサ釣り

儀兵衛丸でカワハギ釣り

出船30分前に儀兵衛丸へ乗船。エサのアサリを120粒ほどむいたところで、ちょうど7時。釣り場の長井沖までは航程5~10分ほどと近い。

ポイントに到着すると海底がうっすら見えるほどの浅場で、船長いわく最近はこのあたりの釣果がいいようだ。「タナは水深10mです」のアナウンスで開始。

当日の状況

足下から攻める。仕掛けを張りすぎず緩めすぎずのゼロテンでゆっくりと探り、ゲストたちを含めた魚の活性を確認する。コツコツと本命以外のアタリがひん繁にあり、海の中はにぎやかだ。仕掛けを回収すると3本バリ全てエサがない。

エサのアサリに塩をまぶして数分置き、硬くしてエサ持ちをよくする作戦にする。

再度投入すると、着底と同時に本命特有のグイッ、グイッと金属的に首を振る。最初の魚なので慎重になる。エサを吸わせるイメージでアワせると、7対3調子の竿が大きく弧を描く。アワセが決まると竿の胴に魚の重みが伝わる。この感触を味わうたび「カワハギ釣りに来て本当に良かった」と思う。何回かの突っ込みの後に上がってきたのは20cmほどの本命。

早いテンポの誘いでエサ取り回避

あたりを見渡すと、ほかの釣り客も同じタイミングでヒットしている。前日の好調は続いているようだ。気をよくしてすぐに仕掛けを再投入するが、今度はエサ取りが猛攻。ベラやキタマクラといった反応が本命に似ているややこしい相手。しかも、キタマクラはハリスを切っていくため、時間ロスになる。これをかわすためアンダースローで遠投。

着底後すぐにスーッと竿を上げて再度、着底。トントントンと速く誘い、3秒ほどポーズ。この繰り返しで広範囲を探り、エサ取りがアサリを食う隙を生まないようにしていく。この方法が功を奏し、6連発。開始1時間で目標の5尾はクリア。「このペースなら20尾くらいいけるかな」と期待は高まる。

相模湾カワハギ釣行 ショート船でも25.5cm頭に16匹【儀兵衛丸】良いペースで釣果を重ねる(提供:週間つりニュース関東版 東京・藤澤一弘)

横の釣りで大型ヒットも・・

アタリが遠のいたところで場所を移動。クーラーからエサを補充しようと手元を見ると、1時間半で50個近くを使ってしまったことに気付く。このままでは確実に足りなくなるため、大きめのアサリは半分にカットして使うことに。

そのエサでも食いは変わらず、移動後はダブルヒットが2回あった。再度、アタリが遠のいた時も、やはり釣れるのは足下よりも遠投して探る横の釣りだ。

相模湾カワハギ釣行 ショート船でも25.5cm頭に16匹【儀兵衛丸】ダブルヒットに笑顔の筆者(提供:週間つりニュース関東版 東京・藤澤一弘)

残り時間が30分ほどになった時、小さなアタリ。アワセをいれると、今まで経験した事が無い強い引きで、突っ込みのたびに竿先が海面に持って行かれる。思わずクラッチを切ってイトを出し、強い引きに対応する。

「カワハギにしては引きが強すぎる」と思いながらやり取りをしていくと、なんと見たことのない大きさの本命。思わず「で、でかい!」と声に出してしまった。あまりの大きさに隣の人もびっくりして私のやり取りを見守ってくれている。とても抜けないのでタモを取ろうとした瞬間、仕掛けが軽くなった。7.5号のハリが折れてしまったのだ。「大型は釣れないだろう」と強いハリにしていなかったのが悔やまれる。

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