11月9日(土)、神奈川県小田原市を流れる酒匂川の様子を探るため、息子と淡水小物仕掛けを持って出かけた。当日は、テトラ周りの深んどで7cmほどのハゼが連発し楽しめた。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 青砥 一生)
台風19号の影響が残る河川敷
梅雨~夏にかけてテナガエビやハゼを釣ったポイントがあるが、台風19号の影響でどうなったのだろうか。何回か行ったことがあるのは、小田原大橋の下流。西側のスポーツ広場周辺。野球やゲートボールをする人でにぎわっていた所だが、行ってびっくり。グラウンドのフェンスなどが完全に壊滅。
河川敷まで車で入れるはずが立ち入り禁止に。草木はすべてなぎ倒され、整った芝生もひきはがされて、洪水のすさまじい威力を感じた。市によると、スポーツ広場としての年内の復旧は難しいとのこと。
テトラ帯で赤虫にハゼヒット
スポーツ広場から離れた所は立ち入り禁止の札がなかったので、様子を見ながら川辺のテトラ帯に向かった。以前は深さがあったが上流からの砂利なのか、浅くなっている感じがした。テトラ周りの深みならハゼでもいるかなと思っていたが、かなり浅くちょっと難しそう。
それでも釣る気満々の息子は袖バリ仕掛けに赤虫を付けてウキ釣り。しばらくして、ウキが消し込み小魚がヒット。7cmと小さいながらハゼだ。いないと思っていただけにびっくり。
すぐにリリースしてしまったが、見た限りダボハゼではない。ハゼにしては細身だから、もしかしたらマハゼではないのかもしれないが、同じ魚種が続けてヒット。サイズアップこそないものの、被害がすごいだけに魚がいるのはとてもうれしい。
川は生命感にあふれていた
川の流心では、ときおり魚が群れになって回遊している。落ちアユだろうか。ふと手前の浅瀬を見ているとテナガエビを発見。冬眠なのか、目の前にエサを落としても無反応。網を入れたら逃げられてしまったが、来年のテナガシーズンに期待が持てた。
当日は10時から12時までの様子見だったが、魚影が確認できたので今度はしっかり狙ってみたい。そのときにはハゼがもう少し大きくなっているといいのだが。
<週刊つりニュース関東版 青砥 一生/TSURINEWS編>
酒匂川
場所:小田原市