関東エリアでもグッと気温が下がり、日中でも10度に達しない日も。そんな中、脂のノリ始めた初冬のサカナを狙いに、12月8日に金沢八景の忠彦丸の沖のウィリー五目船で釣行した。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWS編集部・渡辺)
忠彦丸の『沖のウィリー五目』
忠彦丸には、何度かお世話になっているが「沖のウィリー五目」船に乗るのは初めて。調べてみるとコマセで釣れる魚は何でも狙っていくスタイルの釣り物のようだ。最近の船宿の釣果を見るとマダイやイシダイ、ワラサをはじめとした多彩な魚種がずらりと並んでいる。
仕掛けはウィリー限定ではなく、カラ針の仕掛けも使用するとのこと。色々な状況を想定して、ウィリー仕掛けをメインに、イシダイやアジ用のカラ針仕掛けやワラサ等大物用の太ハリス仕掛けなど種類多めに準備した。
看板犬がお出迎え
当日は私を含め、釣友の小菊さん、米谷さん、灰野さん計4人で釣行。始発の電車で6時半前に金沢八景駅に到着し、送迎車で金沢港へ。
船宿に着くと看板犬のお出迎えという嬉しいサービスを受ける。 受付を済ませ船に乗り込むと、船長から「15分ほど走った近場のポイントで、まずお土産を確保します。今日はハリス4号のカラ針仕掛けをメインに使うので準備しておいてください。」とのアナウンス。
コマセは凍っているので、乗船後すぐに海水に浸けて解凍しておく。
まずは近場でイナダ狙い
7時20分に出船し横須賀沖のポイントへ到着。釣行を開始すると直ぐに青物特有の力強いアタリがありイナダをゲット。周りでもヒットが連発しイナダが順調なペースで上がり出す。
釣り方としては水深20mまでビシを落とし、15mまで巻き上げて待つだけ。20mから15mの間は、ただコマセを振って来てもいいが、大きくシャクって餌を動かし、食わせの間を作りながら巻き上げてくると、ステイしたタイミングでアタリが出ることが多かった。
中には、「イナダとは違う引き」と同行者の米谷さんが49cmの良型クロダイをゲットしていた。一時間ほどこのポイントで釣りをし、みんなバッチリお土産を確保。
東京湾口へ場所移動
「イシダイなどが狙えるポイントへ行きます」とのアナウンスとともに東京湾口のポイントへ移動開始。この時期のイシダイは脂が乗って美味しいらしく、個人的にはこの釣り物の本命として設定していただけに気合いが入る。
30分ほどでポイントに到着し、同じ仕掛けのまま釣りを再開。根があるので着底から2m底を切り、シャクリながら10mほど誘って回収を繰り返すが、付けエサのオキアミは無くなるもののアタリは無い。
エサ取りが多そうなので手返しを早める&実はウィリーは初挑戦なので使ってみたいという理由で、同じ4号のウィリー仕掛けにチェンジ。
しばらくすると底付近でアタリがあった。重いがあまり抵抗はせず上がってきたのはスレ掛かりのサバフグ。エサ取りの正体が判明したとこで次のポイントへ。
ポイント移動でイシダイ
今度は、剣先方面に移動したポイントで再開する。仕掛けを下ろすと水深ほど仕掛けを落としたはずなのに着底せずに違和感。
リールを巻くと魚の感触があり顔を見せたのは25cmほどのイシダイ。「釣った」ではなく「釣れた」感の強い一匹だが、とりあえず本命をゲット出来たので良し!
ただ、その後はスズメダイ、ミニカサゴ、ネンブツダイ、豆アジ、ヒメコダイ、トラギスなどお馴染みの小物メンバーズが続々と登場。下針のオキアミは回収の度になくなっているような状況でエサ取りの活性が高く、中々キープサイズの魚がヒットしない。
ホウボウにクロダイも
再度移動し久里浜沖のポイントを転々と移動。ブイ周りのポイントでは小菊さんが良型のホウボウを釣り上げたのを見て底狙い。
底から4mぐらいまでの低層をシャクリ&ステイで探っているとアタリ。合わせるとグングンと力強い引きを見せる。上がってきたのは良型のクロダイ。ウィリー針にがっちりフッキングしており、仕掛け選択が功を奏した?
この勢いに乗りたいところだったが、終盤戦に突入するとエサ取りからも魚信が遠のきはじめ厳しい状況に。ハリスを2号まで落としエサ針に変更してみたが、ギリギリキープサイズのカサゴを追釣したのみで沖上がり。