10月は陸っぱりルアーを楽しもうと企んでいたが、15日はあいにくの強風で大河川を諦めて名古屋港の風裏へ行くことにした。最近行っていない名古屋市港区の稲永、金城ふ頭へ車を向けた。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 APC・土屋英孝)
金城ふ頭でルアー釣行
金城ふ頭の北西の風を遮るエリアでタックルをセット。
水深の浅いエリアなので、シャロー系のパームスのエフリード92SRで、まずは浅いレンジを探る。エサ釣りの釣り人は数人いたが、私だけがルアーで狙った。
ボトムからリフト&フォール
流れの出る所からキャストを始めたが、時折ボラのスレアタリが出るだけで、どんどん横移動してキャスト。しばらく探ってみたが、浅いレンジは無反応だった。
そうなれば手っ取り早くエフリードバイブ115mm31gで底周辺を狙ってみた。カウントしながら着底を待ち、素早く底からのリフト&フォールでボラのスレアタリをアワせないように探った。
クロダイ45㎝グッドサイズを手中
肌寒さに季節の移り変わりを感じながら、ジャンバーを着てウォーキング&爽快フルキャスト。そして、探りだして30分ぐらいたっただろうか…。
フルキャストしてサミングしながら着底を確認し、浮き上がり過ぎないようスローリトリーブ。するとしつこいアタリか、ゴツゴツと底質が変化したような感触。疑問を持ちながらリトリーブをしていると、ティップが押さえ込まれた。
それを強めにアワせるとゴンゴンと何かがヒット。ボラではないような締め込みでエラ洗いを見せず、なかなか浮いてこない。期待しながら半信半疑で用心深くやり取りした。
しばしの攻防の末にヘッドライトを点灯。足元に姿を見せたのは、期待通りの平たい魚体だ。足場は少々高いが、十分に弱らせて重い獲物をギリギリで抜き上げに成功した。
護岸に横たわった獲物は太ったクロダイだ。ぬれた所で素早く撮影。メジャーを当てると45cmのグッドサイズだった。
クロダイは当たり年か?
最近さまざまなエリアでクロダイがよく釣れているが、今年は当たり年なのだろうか…。撮影を終えて低い位置から丁寧にリリースし、無事元気に海中へ泳いでいく魚影を見送った。
こうなればもう1匹と広範囲を探ってはみたが、その後はボラのスレアタリが多くなり、しっかりしたアタリは出ずに終了の時間を迎えた。
懐かしいエリアでのクロダイをキャッチできたのだが、心残りはシーバスだ。さて今度はどこをさまようか…、やっぱりシーバスを狙いに川へ行こうと思う。
<週刊つりニュース中部版 APC・土屋英孝/TSURINEWS編>
金城ふ頭
出港場所:名古屋市港区