外房オニカサゴ釣りで1.5kg級頭にキロ超え連発【第2二三丸】

外房オニカサゴ釣りで1.5kg級頭にキロ超え連発【第2二三丸】

9月下旬の外房片貝沖周辺は、ヒラメとハナダイがメインターゲット。しかし、片貝海溝から太東沖の中深場の根魚狙いも根強い人気だ。出船する船宿は少ないが、オニカサゴを主体にカンコや オキメバル、ユメカサゴなどグルメにはたまらない釣果が期待できる。第2二三丸での釣行をお届け。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 リポーター・坂本康年)

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第2二三丸でオニカサゴ狙い

9月29日(日)、深場のオニカサゴを狙いで、片貝港から第2二三丸で出船した。当日は、速潮と二枚潮に苦戦したが良型本命が上がり、この釣りの魅力を味わうことができた。

外房オニカサゴ釣りで1.5kg級頭にキロ超え連発【第2二三丸】第2二三丸船着場略図(作図:週刊つりニュース関東版 編集部)

3時半に廣田鷹一船長の操船で出港。太東沖大根の少し先がポイントなのでキャビンで休む。ナギの海上を飛ばして5時過ぎに到着。海上は少しウネリがあるが静かなほう。

速潮と二枚潮に苦戦

水深135m。3ktで流れる二枚潮。あまりいい条件ではなく、オモリ200号でもミチイトがドンドン横に出る。

オモリが底着していないと釣れないので、こんな場合は常に底を取る。オモリが着いた時に魚が いればすぐに食ってくるので、こまめに底ダチを取るしかない。イトを出しているときも魚が食えばハッキリとアタリがでるので大丈夫。泳ぎのうまくないオニに食わせるには着底した瞬間が勝負。

しかし、いくらミチイトを出すといっても250mくらいまでが限度。そうなったら「回収して最初から」が原則。

アタリがあったら次の引き込みを待って大アワセ。200mもイトが出ていれば竿をあおるだけ ではハリ掛かりしないので、電動巻きアワセも手。

1.5kg級の本命に3kgメダイ

左舷ミヨシの平山さんに早速の魚信。上がってきたのはユメカサゴとスルメイカ。私には小オニ。その後は4人全員でオマツリ。

しかし、上がってきた平山さんの仕掛けには1.5kg級のオニ、 左トモの宮内さんには3kg級メダイがハリ掛かり。

最初は、4人が四隅に入っての釣りだったが、あまりの速潮なので全員が左舷に入っての横流し。トモか ら宮内さん、大野さん、私、平山さんと入り、いつもはエサのサバ確保に竿を出す 船長は操船に専念。

苦しみながらも、ユメカサゴやサバのアタリがポツポツ。仕掛けを下ろす途中に食ってくるサバ と違い、底で食ってくるのは丸々と太った40cm超えばかり。エサにするにはもったいないくらいだ。

カンコをダブルでキャッチ

7時半、ナダ寄りに20分ほど走り再開。水深120m。ここは潮がゆるく150mくらいイトが 出て安定して底が取れる。

最初に掛けたのは宮内さんと同行の大野さんでカンコのダブル。

外房オニカサゴ釣りで1.5kg級頭にキロ超え連発【第2二三丸】大野さんにカンコのダブル(提供:週刊つりニュース関東版 リポーター・坂本康年)

2人はヒラメか らクロムツ、メヌケと浅場から深場まで何でもやるらしく、7~8月は予定日の海況が悪くことごとく中止。「久しぶりにやっと乗れた」とやる気マンマン。

ここのカンコは4 ~5kgといった大型が出るだけに「まだまだ」と上を目指す。

ゲストも多数

朝にメダイを釣った宮内さんには、なかなか本命はこないが、9時すぎに待望のヒット。最後まで鋭い引きを見せて上がってきたのは1kg超え本命。

外房オニカサゴ釣りで1.5kg級頭にキロ超え連発【第2二三丸】宮内さんにも待望の本命ヒット(提供:週刊つりニュース関東版 リポーター・坂本康年)

2kg以上の実績がある場所だけに少し不満だが、立派なものだ。

結局、朝は極端な速潮で後半は潮流れ不足で条件は悪かったが、平山さんはオニにユメカサゴ、 サバ、スルメにマトウダイの五目釣り。十分な土産を手にした。

同船ではヒラメ同様に中深場根魚を得意としており、今後も希望があれば出船。美味しい高級魚を狙ってみては。

<週刊つりニュース関東版 リポーター・坂本康年/TSURINEWS編>

▼この釣り船について
第2二三丸
出港場所:千葉・外房片貝港
この記事は『週刊つりニュース関東版』2019年10月11日号に掲載された記事を再編集したものになります。