若狭湾のイカメタル最盛期突入!そこで今回は、若狭湾の最新情報とイカメタルの攻略方を紹介。さらに今後のイカメタルの展望と周辺アクティビティもついでに紹介します。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 編集部)
若狭湾のイカメタルシーズン
若狭湾のイカメタルは5月のムギイカ(スルメイカの若イカ)に始まり6月後半からマイカ(ケンサキイカ)狙いに変わります。その後7月~8月にかけて最盛期を迎え9月頃までがイカメタルのシーズンとなります。
しかし昨年は例年とは違い11月に入り、ジャンボサイズのマイカが釣れだし私自身も40杯超えを経験しました。今年も秋まで釣れ続くのかは分かりませんが気になるところですね。
最近の釣況について
最近の若狭湾のイカメタルは日ムラが激しく1人100杯の時もあれば船で100杯の時もあり、日によって釣果に差が出ています。
小浜の老舗のビック釣具店さんのお話によれば産卵後の細いイカが釣れており丸みを帯びたブドウイカ(季節型マイカ)の群れはまだ入って来ていないようでこれからが楽しみです。(※2019年8月24日時点)
実釣取材情報
8月24日(土)に、おおい町で開催された「イカメタル大会」での状況と釣果をご紹介します。沖は潮が早い事が予想されたのか、やや近場で水深は70m弱。アンカーを打ってのイカメタルで19時実釣開始。
直ぐに集魚灯がともされ最初はボトム付近を狙います。潮がやや早めのため鉛スッテ20号をメインに潮の加減をみて調整していきます。
大会と言うことで各メーカーのインストラクターさんが同船され最近の小浜沖はボトムよりも40m上を狙った方が良いとのアドバイスを受けメタルティップランで狙うとすかさずヒット!
船前方ではスタッフの「あぜっち」がヒットを連発。私も序盤はポツリポツリとアタリますがタナが安定しません。中盤に差し掛かるとパタパタっと何人かの竿が曲がるものの後が続かない非常に厳しい状況になってきました。
タナもバラバラでボトムでヒットするも今シーズン猛威をふるっているエソにイカを食われたり上層部を狙うも中々アタラなくなり22時にストップフィッシング。この日は船中トップで8杯、私は7杯と厳しい釣果となりました。
釣り方のトレンド
基本的なイカメタルタックルにはいくつか種類があり、最近流行りの積極的にスッテを動かし掛けて釣るメタルティップランをはじめ、二段仕掛けの上にシンカー、下にエギを付けるオモリグなどがあります。
釣り方のトレンドはなんといっても「メタルティップラン」だと思います。関東のマルイカ理論を取り入れ、硬めの5ft程度のロッドでティップ部分は金属穂先になった専用ロッドを使用します。
スッテをキビキビと動かしてイカにアピールし、追いかけさせ止めた瞬間に掛け合わせる攻めのイカメタルです。アクションはティップランのように8回~10回程度ワンピッチジャークで誘いあげて止めたり、アタリがなければシェイクして誘います。
今後の展望
前述した通りイカメタルは9月いっぱいぐらいまで楽しめます。丸みを帯びたブドウカの群れが入ってくればますます楽しみな季節になります。また昨年のように晩秋まで釣れ続けばナイスサイズのメタボマイカがダブルで連発なんて事も期待出来ます。
またおおい町を含む若狭湾周辺ではたくさんの観光施設があり、「道の駅うみんぴあ大飯」をはじめ「あかぐり海釣公園」や天然温泉の他にもオートキャンプ場があります。さらには、最近流行りのSUP・カヤック・ボートが体験出来る施設もあので、秋の行楽シーズンのおでかけにおすすめです!