6月21日、梅雨入りが遅れていた近畿地方だが、渓流釣りを楽しもうと奈良県天川村へ出掛けることにした。ミノーをドリフトさせると気持ちの良いアタリとともに本命ヒット!
山上川の上流へ入渓
朝一番から釣り上がろうと思い、国道309号で天川村へ入ったのは午前4時。天ノ川支流の山上川へ向かうことにした。
山上川の洞川温泉地区より下流はよく入るエリアだが、今回は洞川温泉地区の禁漁区より上流で楽しもうと山上川沿いの道を上流へ向かった。
思い返せばここは数年ぶりに入るポイント、少し雰囲気もかわったように思うが、入川しやすいポイントから釣り上がることにした。
当日のタックルとルアー
簡単に朝食を済ませてからウェーダーに着がえてタックルの準備をするが、今回のタックルはトラウト用ロッド5ft3inchに、ナイロンの4lbを巻いた1000番のスピニングリールをセット。最初はシンキングミノー5cm、チャートカラーを選んだ。
河原に下りたのは午前5時、明るくなりだしているが世界遺産の大峰山の麓ということでとても神秘的である。早速アマゴやイワナが付いていそうなポイントを探りながら釣り上がることにした。
岩影から20cmイワナ
開始間もなく、足元を走る魚影が見えて気持ちが高ぶる。警戒心をあたえないように狙いのポイントからは距離をとり、姿勢を低くして釣り上がっていった。
しばらくして、少し水深のあるポイントの川底にある岩の際にルアーを通してくると、その岩影から出た魚影が一気にルアーに迫りヒット。慎重に手にしたのは20cmのきれいなイワナだ。今回も渓魚とのやり取りを楽しむだけなので、ヒットしてくれたことに感謝してリリースした。
きれいな渓流では川の中がよく見えて、今回のようにヒットする瞬間を目にすることがよくあるが、かなり興奮する瞬間であり、渓流でルアーを楽しむ魅力でもある。
気分もよくさらに釣り上がっていくが、反応はあるもののヒットに持ち込めない。チェイスする様子などもリアルに見えるのでドキドキさせられてしまう。
ルアーをアップクロスでキャストして、緩い流れの瀬の中をドリフトさせながら巻いてくると、気持ちのいいアタリがありヒット!慎重に手にしたのは15cmのきれいな天然のアマゴだ。
流芯で18cmアマゴヒット
この辺りは本当に水も山も魚もきれいで癒される思いだ。少し腰を据えて休憩するが、マイナスイオンもたっぷりでとても気持ちがいい。
休憩の後もルアーのカラーをピンク系に交換してテンポよく釣り上がっていくと、雰囲気のいい淵が出てきた。魚の気配がプンプンするのでアップキャストで流れ込みの中にルアーをアプローチして流芯を通してくると、予想通りにヒット。慎重に手にしたのは18cmの朱点やパーマークのきれいなアマゴだった。
この後も休憩を入れながら釣り上がるが、反応が出ない時間帯もあるものの時折アマゴやイワナがヒットする。しかし、昼前には足腰も疲れたので川から上がって帰ることにした。