愛知県・稲武町の名倉川漁協が今年から新たに始めた段戸川C&R(キャッチ&リリース)区間へ、3月12日に遊びに行ってきた。
段戸川C&R区間
前日に降った雨で若干の濁りと増水は残っていたが、これは自然が釣り人に与えてくれたチャンスだ。
この日は午後からしか釣りに行けなかったが、これがいい結果を招いてくれた気がする。現地に到着すると釣り人の姿は全くなし。まだこのC&R区間が知られていないということだろう。
昨年も釣り人にはほとんど出会うことのなかったエリアだから、釣り人が少ないのは当然。ただ違うのは、たくさんのアマゴが放流されているということだ。
当日のタックル
早速タックルを準備して川に向かう。ロッドは5.6フィートライトアクション、リールはダイワジリオンSVTW、ラインはPE1号、リーダーはフロロ3号、ルアーは5~7gのスプーンだ。
まずは落ち込みの淵から。底を意識して誘い続けるが、反応がない。一番期待していたポイントだけに残念だ。でも粘っても釣れそうにないので、すぐに移動した。
まずは20cm級アマゴ1匹
次は前回アマゴの群れが泳いでいたポイント。
今回は濁りでアマゴは確認できなかったが、岩陰や流れの脇にいるのではと思い、スプーンを送り込みリーリングすると、ギラッと銀鱗が反転。アタリは伝わらなかったが、アマゴがいることは確実だ。
ルアーを撃ち込むポイントを少しずつ変えながら釣り続けると、アマゴの反応が続きようやく1匹がハリに乗った。サイズは20cmを下回るぐらいだが、釣れただけでも満足だ。
狙いのブラウントラウト!
1匹釣れたので移動も考えたが、先ほどから反応する魚の中で1匹だけ気になるヤツがいた。サイズがひと回り違い、色も違って見えた。そこでその魚が反応してきた流れで、ゆっくりルアーに変化を与えながら誘ってみると、数投目にヒット。
ライトなロッドがきれいに曲がる。ラインは太めなので切られることはない。バラさないように丁寧に寄せて、足元のブッシュをかわしてネットに収めた魚は…。
「やった~!!」狙いのブラウントラウトだ。
昨年までこのブラウンを狙って通った川、今年からC&Rになったが、まだまだブラウンが残っていた。
C&R区間だが、ブラウンは対象外。持ち帰って食べてほしいとのことだ。