ひとつテンヤマダイ釣りなどで時折釣れる、ショウサイフグ。
外道扱いにされがちですが、本命で狙うと実はとっても面白いんです♪
特に産卵期の初夏は白子が入っている確率も高く、楽しみも倍増!
引っ掛けて釣る。「カットウ釣り」
フグはおちょぼ口ですが、鋭い歯を持つエサ取り名人。
アタリが取りずらく、ガツン!というアタリではなくモゾモゾと竿先が軽く揺れる感じです。
タックルは専用竿のほか、キス竿などの竿先が柔らかい竿に、10号程のオモリ、そこに冷凍のアマエビなどを1本付けもしくは2、3分割で複数付けし、その下にイカリ型のカットウバリを付け、そのカットウバリでフグを引っ掛けるようにして釣るのがこの釣りの手法です。
釣り方は、底を取ったら定期的に軽く誘いを入れ、少しでも違和感を感じたら積極的にシャクってアワセを入れます。
浅場で狙えるライト感覚な釣りでアタリはとりやすいはずなのですが、さすがに相手はエサ取り名人、これがまた想像以上に難しい……。
フグはとっても警戒心が強いうえに水中を自由自在に泳げるので、アワセの速さやタイミングにも、少しコツが要るようです。
カットウバリは返しがないので、フグの重みがしっかり竿に乗ったら、素早く一気に巻き上げます。
愛嬌たっぷり。コロンとしたフォルムに可愛い鳴き声
船のデッキに釣り上げられたフグは、「河豚」と読んで字のごとく、「ブー、ブー」と豚のように鳴きます。
時合がくると、船上のあちこちで鳴き声が聞こえます。
おちょぼ口でエビを咥え、短いヒレを一生懸命パタパタさせる姿がなんとも愛くるしい!
足元のバケツで泳ぐ姿にも癒されます。
安心してください。釣れたフグはちゃんと捌いて貰えます
ご存知高級魚の代表格フグですが、フグは都道府県の県令により専門のふぐ調理師免許を持っていないと捌くことができません。
ただしフグを釣り物に掲げている釣り船では基本的に免許を取得されていて、船宿に戻ったら船長が釣れたフグを捌いてくれます。
持って帰って調理するだけなので、これはとっても楽ちんです。
詳しくはお問い合わせを!
初夏なら、お楽しみの白子が入っているかどうか!皆さんドキドキしながら順番を待ちます。
ちなみに卵巣には毒があるようで、残念ながら食べれないそうです。
刺し身にから揚げ、白子ポン酢。どれも絶品です!
初心者でも楽しめる。でも、回を重ねてもっと釣果を伸ばしたい!
そんな気持ちにさせられる、とっても魅力的なショウサイフグ船。
今しか味わえないぷりっぷりの白子をぜひ味わってくださいね♪