繊細な前アタリから、ガツンとくる食い込み。アワせたとき、ドンと伝わる重い感触。一度経験すると病みつきになる好敵手。この感触を味わいたいと、開幕したばかりの東京湾のマゴチを狙って、深川木場の吉野屋からルアー釣行。
ルアーで春マゴチ
早朝、冷え込みはあったが天気は晴れ。午後から風が少し吹く予報だが、日が昇れば徐々に暖かくなるはず。
船宿で乗船名簿に記入して、受け付けを済ませ桟橋へ。やはり、春の人気釣り物というだけあり2隻出しの盛況。まだ暗いなか船に向かうと、複数の釣り人が乗船している。マゴチファンの親友も数人いてあいさつを交わす。
同宿は、エサ釣りとルアーが同乗するスタイル。どうやらルアーマンは我々だけのようす。エサ釣りの人は大ミヨシを嫌うため、空いていたミヨシの左右に陣取る。釣り場までは約40分の航程。
当日のタックル
ロッドは、ベイトタックルとスピニングタックル2本用意。ルアーは、マゴラバとウエブベイトの組み合わせ。この2つを水深や潮流、ルアーの重さ(28g・35g)によって変えていく。
どちらもメインラインはPEライン1.2号、リーダーはフロロカーボンラインカーボン30ポンドを使用。
実釣は上々の釣果に
なお、この日の釣果を先に書くと、マゴチ2尾にヒラメ、40cmアップのホウボウ。満足の釣果ではなかったが、今季初のルアーマゴチを堪能することができた。
ヒラメとホウボウが掛かったということは、しっかりルアーを動かし、魚を魅了したということだろう。
ルアーマゴチの魅力はやはり多彩なアクションを駆使して魚を誘うゲーム性と、フックアップしたときロッドに伝わるドンッとくる重み。さらに、確実な底取り、的確なフッキング次第で釣果に差がでてくる。
ルアーアクション
私が使用しているルアーの使い方は、基本的に底を取り、ボトムを感じられる速度でリーリング。
いわゆるボトムズル引き。
このアクションにピンポイントシェイクや、跳ね上げさせてからのテンションフォールなど、さまざまなアクションを組み合わせることでバイトが増える。
また、潮流の上流側と下流側ではルアーがまったく違う動きをするのでこれがまた奥が深い。
フッキング
次にフッキング。バイトがあったら慌てず、しっかりイトフケを取って、パワフルに掛けること。
マゴチのアゴは非常に硬いので、弱いアワセではせっかくの魚を上げることができない。フックアップした瞬間、マゴチのパワーに負けてロッドを海に落とす人がいるので要注意。
これから暖かくなり水温が上昇してくると、いよいよ本格シーズンが始まり魚からのコンタクトは増えてくるだろう。なお、5月には茨城鹿島でも開幕。6月1日(日)には幸栄丸でメーカ主催の大会を開催予定なので引き続き楽しんでほしい。