バスフィッシング歴30年のベテランアングラーが陥った大スランプをレポート

バスフィッシング歴30年のベテランアングラーが陥った大スランプをレポート

久しぶりにバスフィッシングに夢中になって迎えた春のスポーニングシーズン、一年で最も大型が狙える季節であり、筆者も3月中旬までは好調であったが一転、後半からは大苦戦を強いられてしまった。釣り人生最大とも言えるスランプに陥った苦悩からいかにして脱出したのか、前後編に分けてレポートしたい。

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(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・稲垣順也)

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稲垣順也

全国津々浦々、釣りは魚種、ジャンルを問わずなんでも好き。釣りを通して味わえる喜びと感動を多くの方に知って頂ければと思います。

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ブラックバス ルアー&フライ

筆者のバスフィッシング歴

バスフィッシングを始めたの小学生の頃でその歴は30年に迫るベテランバザーである筆者。コロナ禍で外出規制がかかって以降、他の釣りにはまった事もあり数年離れていたが、昨年秋に紀の川へ釣行した事をきっかけに再開している。

数年前まではメインにしていたバスフィッシング、これまで各地に遠征し様々なフィールドでバスを釣りそれなりに経験も積んできた筆者。中でも冬から春は得意なシーズンであり意気込んで挑んだ春シーズンであった。

順調だった初春

例年になく暖かい日が続いていた3月15日、三重県の河川へ釣行し52cmのランカーサイズをキャッチした。このバスは増水した河川のインレットにカバーが絡む、「ここぞ」と言う場所で狙い通りラバージグにヒットした。

バスフィッシング歴30年のベテランアングラーが陥った大スランプをレポート52cmゲット(提供:TSURINEWSライター・稲垣順也)

翌週の3月22日、今度は野池へ釣行した際、ライトリグで簡単にグッドサイズがヒット。その後は余裕のお遊びモードに入りトップウォーターゲームを展開する。

バスフィッシング歴30年のベテランアングラーが陥った大スランプをレポートトップゲームでヒット(提供:TSURINEWSライター・稲垣順也)

暖かい気温も手伝ってか夕マヅメに水面を割って35cmクラスをキャッチに成功した。ここまでは順調で自分の思い描いた通りの釣りが展開できていた。

スランプの始まり

翌週の3月27日、金曜日であるが、用事があった為有給を使い愛知県の実家に帰省していた。空いた時間に野池へ釣行したがスモラバにヒットしたビッグフィッシュは65cmのコイであった。

バスフィッシング歴30年のベテランアングラーが陥った大スランプをレポートコイだった(提供:TSURINEWSライター・稲垣順也)

3月29日は先週良かった野池へ行くも状況は激変していた。バスは相当数見えているがルアーを入れると逃げていく。それでも50cmを越えるランカーサイズも目視できる為、粘るつもりが開始早々雨と雷により強制終了となってしまった。

バイト出るもヒットせず

翌週4月4日、この日は3月に52cmをキャッチした河川へ行く事にした。先週の状況からアングラーによるプレッシャーを考慮し、魚影は薄いがアングラーの少ないこの場所をしっかり釣り込もうと釣行した。

状況としては前日までの雨の影響で濁りが入り水位も高めで流れも強くなっていたが釣りは可能な状況だ。状況としては難しそうだが一発出れば大きそうと期待して探って行くと、流れを遮るプロテクトエリアでバイトが出るがフッキングしない。

その後も同様のシチュエーションでバイトは出るが、ショートバイトが続き結局乗せられずノーフィッシュに終わってしまう。

ヒットはキビレのみ

翌5日も同じ河川へ行き手を変え品を変え釣り続けた夕マヅメ、ようやくショートバイトを捉えたが正体はキビレであった。

バスフィッシング歴30年のベテランアングラーが陥った大スランプをレポートヒットしたキビレ(提供:TSURINEWSライター・稲垣順也)

ショートバイトが続く原因を人的プレッシャーによるものか、はたまたスポーニング絡みの威嚇バイトかと決めつけ他魚種の存在を忘れていたのが仇となり、丸2日翻弄される形となってしまった。

翌週4月12日、再度同じ河川へ行き1から釣りを組み立てるつもりが、クランクベイトにヒットしたのはまたしてもキビレであった。

バスフィッシング歴30年のベテランアングラーが陥った大スランプをレポートキビレがヒット(提供:TSURINEWSライター・稲垣順也)

結局バスは3週続けてノーフィッシュに終わってしまう。得意な春に3週続けてノーフィッシュは経験が無く、完全に迷走状態である。SNSでは春らしい好釣果が飛び交い、目にする度に自信を無くしていった。

良型ヒットもバラし続く

翌週の4月18日、完全にバスの状態を見失っている為プレッシャーは高いがクリアウォーターのフィールドを中心にサイトでバスを見つけ食わせに行く作戦に出た。気難しいバスの反応を見てようやく45cmクラスのスレバス相手に口を使わせる事に成功。だがフッキングを入れるとドラグがキツく合わせ切れしてしまった。

気を取り直し狙い続けた夕方、今度は明らかに50cmを越えるバスに口を使わせた、慎重にやりとりし足元まで来たがジャンプした際にまさかのフックオフ。先程の合わせ切れからドラグを緩くした事で今度はフッキングが決まっていなかったようだ。まさに負のスパイラルでこの日もノーフィッシュで終わってしまう。

待望の41cmバスをキャッチ

翌4月19日もサイトフィッシングをメインに考え和歌山県のメジャーリザーバーへ釣行。昼前に到着し、昨日も50cmアップをバラしたトーナメントクローラー8inchを使いサイトで狙うと幸先よくヒット。ランディング時にぬかるみで滑って転び泥まみれになりながらも41cmのバスをキャッチに成功した。

バスフィッシング歴30年のベテランアングラーが陥った大スランプをレポート41cmキャッチ(提供:TSURINEWSライター・稲垣順也)

その後スレバス相手に善戦し3バイト得たが乗せられず他のポイントを見て回る。メジャーフィールドで1匹釣れ、満足していたが夕方、釣果があったポイントへ入り直した時、親子連れの子供がナイスサイズを釣っている。

挨拶して話を聞くと「今日6本目です、今日はわりとイージーですね」と言われ、難しいと感じていた筆者の心にグサッとくるものがあった。ヒットルアーを聞くと「ギルギルのホバスト」と小さいルアーを見せてくれた。

だが、流行に疎い筆者には「?」なルアーであり、後で調べると人気メーカー一誠から出ているワームであった。数年のブランクがある筆者にはフックのセッティングもよくわからず、バスフィッシングが難しくなったと感じる釣行になった。

小学生がロクマルを釣り上げる

翌週の4月26日、先週とは違うリザーバーへ釣行した。1ヵ所目ではニゴイが釣れたのみで移動。次の釣場に着くなり親子で来ていた小学生が巨大バスをキャッチしていた。話を聞くと、なんとそのサイズ62cmの10lbオーバー。

バスフィッシング歴30年のベテランアングラーが陥った大スランプをレポート62cmのデカバス(提供:TSURINEWSライター・稲垣順也)

保護者の方と話をしているとその子は先週56、57cmの2匹キャッチして今週はロクマルだという。令和の小学生のレベルの高さに驚くと同時に期待も高まる。

早速筆者も釣り開始するが見えるデカバス相手に苦戦する中、その小学生は50cmクラスを追加していた。先週に続き小学生に完膚なきまでにやられ完全に自信を失なってしまう。もはや錯乱状態である。

「1匹でいいから頼む」と願いながら無心でキャストを続け暗くなるまで粘るがノーフィッシュで終了となる。この時どんな釣りをしていたのかすらよく覚えていない、そこまで追い込まれていた。

紀の川でバス複数安打

連休を前に色々な考えが浮かび頭を悩ませる。アングラーの少ない野池探しをした方がいいのか?リザーバーで一発デカバス狙いをするのか?結局、考えがまとまらないまま休みを迎え行く先も決まらないまま道具を車に積み込み家を出た。たどり着いたのは昨年秋以来となる和歌山県紀の川である。

バスフィッシング歴30年のベテランアングラーが陥った大スランプをレポート41cmヒット(提供:TSURINEWSライター・稲垣順也)

紀の川を選んだ理由として、ワンドが多くスポーニングシーズンは狙いやすそうと感じた事を道中思い出した為である。早朝から1日釣り続けた結果はサイトで30cmクラス1匹とデプス社のブルシューター160SSで40cm弱1匹、45~50cmクラスが反応し猛チェイスする釣り方はわかったが後一歩及ばず、悪くはないが良くもない結果に終わった。

琵琶湖南湖ではバスの気配なし

ここから調子を上げて行きたいと、翌5月3日はロングドライブし以前ホームにしていた琵琶湖南湖へ向かった。到着し釣りをして行くが工事で様子が変わりバスもほとんど見かけなくなっていた。駆除の効果なのか、在来種であるホンモロコや小鮎などは増えている為一概に駆除が悪いとも言えないのだが、これも時代の流れという事か。

以前との変わりように落胆してしまい、予定より早く愛知県の実家へ帰省した。「自分の好きな釣りを押し通すやり方は通用しなくなりバスフィッシングを昔のように楽しむ事は出来なくなったのか」とネガティブな思考に支配されつつある今日この頃だ。

<稲垣順也/TSURINEWSライター>

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