ゴールデンウィークには期待していた。気温は安定し、水温も上がり始め、各魚種が動き出す。特に大阪湾では、メバル、チヌ、アジ、シーバスと狙える魚種が一気に増えるタイミングでもある。しかし現実の海は期待通りに動くとは限らない。2026年のGWは、まさにその難しさを痛感する期間となった。釣れたのは1尾、2回もボウズをやらかしてしまった。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)
GWの釣行
今年のGW期間中は計3回釣行した。エリアとしては泉大津を中心に、汽水域や湾奥の護岸をランガンする形で回った。狙いは、春のチヌ、残りメバル、そして回遊次第ではアジも視野に入れたライトゲーム中心の組み立てである。
メバル狙いのはずが(提供:TSURINEWSライター・井上海生)しかし結果は厳しかった。まともな釣果として残ったのは、たった1尾のみ。バイト自体が極端に少なく、魚の気配を感じる時間も短かった。春らしい生命感に期待していたが、現場の海は驚くほど静かであった。
泉大津にてシーバス
唯一の釣果は泉大津でのシーバスである。狙いはチニング。ボトムを意識しながら100均ルアーを通していたところ、重いバイトが入った。最初の感触でチヌではないと分かる引きがきて、水面でエラ洗い。1分ほどのファイトを制し、浮上させたのはシーバスであった。
現れたのはシーバス(提供:TSURINEWSライター・井上海生)サイズとしては悪くないが、正直なところ複雑な気分である。魚としては価値があり、十分楽しめる相手ではある。しかし、この時期に欲しかったのはノッコミのチヌや、表層で遊んでくれるメバルである。
結局、GW唯一の魚がシーバスだけという結果になった。他の釣行ではルアーもロストする始末。これではあまりにも報われない。ちょっと自分が可哀そう。
好要素揃いもなぜ?
今回難しかったのは、条件だけを見ると決して悪くなかったことである。気温は高く、水温も上昇傾向。潮回りも極端に悪いわけではない。一般的には「釣れ始める条件」が揃っていた。しかし実際にはチヌもメバルも気配が薄かった。
ことメバルに関しては、例年ならもう少し反応が出る時期である。それにもかかわらず、ライズも少なく、レンジも定まらない。さらに今年のGWは突風の日が多かった。特に湾奥では横風が強く、ラインコントロールが難しい場面が目立った。
風の影響を受けた
軽量リグ主体のライトゲームでは、この風の影響が想像以上に大きい。結果として、魚以前に釣りそのものが成立しにくい時間帯も多かった。
また、春特有の嫌な「ズレ」も感じる。水温は上がっていても、ベイトの気配が弱い。魚が入っていても、捕食スイッチが入っていない印象がある。条件の数値だけでは説明できない違和感が、今年の湾奥全体に漂っている。
単純に言ってしまえば、「魚が不在」という感じが強い。魚が入っていなければ、これはオカッパリのアングラーはどうしようもない。
今後の展望
ただし、完全に絶望的というわけではない。神戸側では回遊魚の情報が少しずつ増えてきている。メバル、アジ、青物系まで含め、海の動き自体は確実に変化し始めている印象。問題は、それが湾奥側まで降りてくるかどうかである。
もし回遊が湾奥に入り始めれば、一気に状況が変わる可能性は十分ある。特に春後半から初夏への切り替わりは、海の雰囲気が急激に変わることがあるのだ。
来るか、回遊魚(提供:TSURINEWSライター・井上海生)だからこそ、今は完全に諦める時期ではない。むしろ「来る瞬間」を待つ段階に近い。魚がいないわけではない。ただ噛み合っていない。その感覚を持ちながら、状況が動くタイミングを待つしかない。湾奥に回り物が入った瞬間、春の沈黙は一気に終わる可能性がある。その時が来たら、迷わず現場へ向かいたい。
このあたりの釣り場ならシーサイドコスモだ。昨年LSJタックルを買ったばかりで、釣り気もマンマン。さあ、いつでも青物よ、来い。
<井上海生/TSURINEWSライター>

