テーマは「大減水の河口湖で撃沈か」。山梨県富士河口湖町にある同湖で大型チャレンジもこれで4回目。しかし天候といい風向きといい、今回がもっとも釣況的に不利なのは疑いようもなかった。
(アイキャッチ画像提供:週刊へらニュース編集部・関口)
竿22.5尺の底釣り
富士山にいまだ残雪がたっぷりあった4月16日(木)、週刊つりニュースの取材では4度目となる河口湖チャレンジが始まった。ポイントは同湖北岸奥川吐き出しから200mほど東側を流れる通称・マブ川前。
釣り台を仮置きし、まずは振る予定の竿で水深と底の地形を把握する。吉田が入ったのは流れ込み正面。よって川筋に沿ってミオ筋(周囲よりも深い)が形成されているはずなので、それを把握するのが目的だ。
上下ともエサ(提供:週刊へらニュース編集部・関口)吉田が継いだのは飛天弓閃光PⅡ22.5尺。これにタナ取りゴムを付けて周辺をくまなく探ると、左右よりも明確に深いラインがあり、ここを当日のエサ打ちポイントとし釣り台をその向きに固定する。タチは1本半強。釣り方は両ダンゴの底釣り。
「両ダンゴと言ってもつなぎグルテン入りなので、正確にはグルダンゴですけどね」
開始1時間半はウキ沈黙
当日のような大型狙いの底釣りで吉田が絶大なる信頼を置くのがペレ道+つなぎ+ダンゴの底釣り芯華。ペレ道1袋の中につなぎグルテン1袋を入れてよく撹拌させたものが1で、さらに芯華と水がそれぞれ1と至ってシンプルなブレンドだ。
底釣りタックル図(作図:週刊へらニュース編集部・関口)空が明るくなりだした5時半過ぎにエサ打ち開始。タナは上バリトントン。北寄りの風が朝から強く水面はすでにさざ波状態。ベタナギよりはマシだがクリアレイクでのフォロー風は歓迎とは言いがたい。なお当日は終日この風予報。よって風による波の発生はほぼ期待できない。
当日のブレンド(提供:週刊へらニュース編集部・関口)かすかな望みはプレジャーボートの往来か。幸い当日は俗に言う行楽日和なので、日中になれば多数のモーターボートが目の前を通過してくれるだろう。
開始から1時間半が経過するもウキは微動だにせず、早くも1回目のポイント休め。それにしてもいつもより1投にかける時間が長くない?
「そうですか? 自分ではそんなつもりはないのですが、何せウキがまったく戻してこないのでおそらくエサの周囲に何もいないのでしょうね」
水遊び?
最初の数投はテンポよく打ち返していたが、その後はエサが溶けるまでの鬼待ち。ちなみに時間を測ってみると、ある投は30分以上もウキが戻らずナジんだまま。
そんなバラけないエサで魚が寄るのかと疑問に思う人もいるだろうが、河口湖などの大型狙いではこのような硬いエサのほうが多くの場合失敗が少ない。さらに同湖で大型を釣っている人のエサを聞くと、得てしてこのような硬いエサを多用しており、しかも比重も重めが多い。
ネバかボソかはその人の好みだが、軟らかいエサで大型を釣っている人はこと河口湖においては少数派で、少なくとも記者が知る限りでは聞いたことがない。
人口の濁りを排出中(提供:週刊へらニュース編集部・関口)ところでポイント休め中、吉田が何をしていたのかと言うと水遊び。正確には濁りを強制的に発生させるため、背後のマブ川を長靴で歩きながら撹拌し人為的に濁りを排出していた。効果のほどは懐疑的だが気休めくらいにはなるだろう(笑)。
なお取材日前日に結構な雨が降ったにもかかわらず、残念ながらマブ川の水は澄んでいた。ただし水量は増えており、本湖からさかのぼったワカサギが手で掴めるほど入り込んでいた。
遊んでる場合かよ!
次回も「大減水の河口湖で撃沈か」です。
河口湖


