早春の手賀水系と言って思い浮かぶのはやはり千葉県柏市を流れる大津川だろう。手賀沼の水位が上がるまでが勝負で、上がってしまうと足元がグチョグチョで釣りづらくなってしまう。同水系の大堀川と比べて型もいいので、良型ファンからは熱い視線が注がれる。まだまだ日並みの差は大きいようだが、これから3月下旬までは目が離せない釣り場だろう。
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大津川の概況
現在は手賀沼が冬水位のため、関連する大津川をはじめ大堀川や手賀川も冬水位のまま。例年、3月25日前後に水位を上げ始め、そうなると同水系は一気に乗っ込みへと突入する。大津川の最盛期は乗っ込み直前、つまり夏水位直前までで、水位が上がると釣り人の姿はむしろ減少する。釣れないわけではなく足場が悪くなることに加え、より水深が浅い本湖エリアへとポイントが移行するためと思われる。
大津川の概況(作図:週刊へらニュース編集部)直近の釣況は日並み次第といったところ。比較的いいのは強風の悪条件下で、暖かい日の無風だと釣果は伸びない。いい人で日に4~5枚。型は平均で尺2寸から尺3寸と良型が主体だ。
ポイント
駐車の関係で自転車やバイク組以外が狙えるのは、おもにヒドリ橋の上下流に限られる。水深が深いのは左岸で、右岸は遠浅地形だ。真冬と異なり深ければいいとは限らないのが春の釣り。あえて浅い右岸を狙ってみるのも面白い。
ヒドリ橋下流左岸(提供:週刊へらニュース編集部)ただ同橋下流においては右岸左岸ともに既設釣り台が多い状況。取材時も既設釣り台がない所に入るしかなかったのが現状だ。なお上流側に既設台はない。ただし右岸に限っては、水辺がジャカゴなので金網で足元が滑りやすい。入釣の際は落水など十分に注意してほしい。
ヒドリ橋下流右岸(提供:週刊へらニュース編集部)地形変化もあり入釣もしやすいといった点では同橋上流右岸もお勧めだが、ここは常連度がハンパじゃないので、一見さんにはいささか酷かもしれない。ちなみに記者は一度も同エリアに入ったことはなく、対岸は何度か経験がある。
ヒドリ橋下流右岸(提供:週刊へらニュース編集部)釣り方とエサ
常連のほとんどが、竿18~21尺のドボンで狙っている。短竿で手前を狙うのは水位上昇が始まってからの話だろう。エサは両グルで十分だが、アタリがないならダンゴを併用するかグルダンゴにする。なお水深は流心付近で1本半前後だが、ポイントによってはもう少し浅い。
沿岸の河津桜(提供:週刊へらニュース編集部)アベレージサイズが尺2寸以上なので、ハリスは最低でも0.6号以上が安心。ハリも8~10号でOKだろう。真冬ではないので、繊細なタックルにこだわることはない。なおコイがくることはめったにないが、まれにレンギョがイタズラするかもしれない。
釣り方うんぬんよりも同川で釣果を伸ばすなら天候を選ぶべきだ。晴天無風の釣り日和は得てして最悪の釣況が多く、強風で水面が荒れるほど釣果は伸びやすい。北風でも南風でも、風を背にして釣り座に座ってさえすれば、土手が風を遮ってくれるので思いのほか快適に釣りができる。天気予報を吟味し、できれば無風を避けて釣行したいところだ。
<週刊へらニュース編集部/TSURINEWS編>
大津川
500(現場徴収)。釣り台必携、長靴用意。

