和歌山県南部に移住して間もなく一年が過ぎようとしている。すっかりこちらでの生活も馴染んで釣りライフを楽しんでいるが、今回は移住シリーズの第七回として釣りに行けない週末の過ごし方と移住して気が付いた都市部に住む釣り人としてのメリットについて書いていきたい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・稲垣順也)
釣りに行けない週末について
個人的に激動だった2025年も終わり、この2月で移住して一年が経過する。和歌山県南部という釣りをするには最高の環境で生活しているのだが大雨や暴風、波が高い時など安全面から釣りに行けない日もある。
雨の日は釣りに行かない
通常レベルの雨でも以前はレインウェアを着て釣りをしていたが、いつでも行ける立地に住むと雨の日まで釣りに行こうとは思わなくなってしまった。和歌山県南部という釣りのメッカ、週末ともなれば少々の悪天候でも遠征して来る猛者達も多く一級ポイントは入れないことも多い。
雨の日は釣りはお休みにしている(提供:TSURINEWSライター・稲垣順也)移住前は釣具店巡り
以前愛知県在住時は雨等で釣りに行けない休日はもっぱら釣具店巡りをしていた。気になる新製品、タックルのチェックをしたり、様々なジャンルの竿や仕掛けを見て他の釣りに生かせるヒントを探したり、次の週末に向けた準備を整えたりしていた。
また愛知を中心にした東海地区は中古釣具店も豊富。全国区の中古チェーン店の他に大型量販店にも中古釣具コーナーがある。お買い得品や懐かしの釣具を発見したりとオールドタックルが好きな筆者には宝箱のような存在であった。
オールドタックルも中古釣具の魅力(提供:TSURINEWSライター・稲垣順也)欲しい釣具が近くにない
では和歌山県南部に移住してからはどうかというと、釣具店は個人経営の小規模釣具店、エサ屋、スーパー併設の釣具コーナーを利用することが多い。ラインやオモリ、針等消耗品は割と近場で手に入れる事ができる。
それなりの品数がある規模の釣具店は自宅から少し離れた市街地に数軒あるくらいである。それでも大型量販店に比べると品数は少なく、気になるロッド等見たくてもなかなか置いてないのが現状である。
また取り扱いが無いメーカーも多く、愛知県在住時は当たり前に手に入ると思っていた物が売っていない事も多い。
県外へ遠征買い出し
以前、メインで使うアジング用ワームを切らした時は最寄りの店から半日かけて回ったが見つからず、次の休日に片道150キロ以上走って三重県まで遠征して購入したくらいである。以降、欲しい物はメモに残しておき、雨の日を狙って和歌山市内や三重県、はたまた大阪府まで釣具店巡りの遠征買い出しをしている。
しかしガソリンも高い時代、交通費だけでもかなりの出費。悪天候で暇というだけで釣具店巡りに気軽に行ける環境ではなくなってしまった。また大雨など悪天候すぎると通行規制がかかる時もあり、最悪帰れなくなる恐れもあるため油断できない。
和歌山市内まででもかなりの距離がある(提供:TSURINEWSライター・稲垣順也)通信販売の落とし穴
だったら通信販売を使えばいいじゃないかと思うかもしれない。今時通販サイトやフリマアプリで新品、中古問わずネットでなんでも買える時代だが、やはり現物を見て買いたいという思いは強く、買う気がなくても触ってから欲しくなる事も多いのが釣具というものである。
そして和歌山県南部には通信販売における意外な落とし穴があった。
時間帯指定配送が不可!
どうしても欲しい古いロッドを大阪まで遠征して探したが見つからず、中古のネット通販で購入する事にした。発送案内が来て週末使うのを楽しみにしていたが、なんと今住んでいる地域は時間帯指定配送ができない地域であった。
釣竿は置き配の指定もできないので希望日だけ最短で依頼したが平日は仕事で家に誰もいない、帰宅後不在票がポストに入っており、結局最寄りの集配所まで片道40キロ以上、1時間かけて取りに行く事になった。これがなかなかネックである。
希望日は指定できるが何時来るかわからない為1日中家にいないといけない事になる。つまり指定した日は受け取るまで天候関係なく釣りに(どころか買い物すら)行けなくなってしまうのである。業者によっては時間帯指定できるかもしれないが、通信販売の場合購入者側で業者を選べない事も多いのが難点だ。
都市部に住むメリット
ここからは都市部に住んでいる釣り人としてのメリットを考えていこう。愛知県在住時は当たり前に思っていたが、釣具の購入がしやすい点である。
名古屋市内であれば大手量販店をいくつか回れば余程マニアックな道具でなければ見つかるし、マニアックなものでも個人経営の老舗店では各店得意分野があり、○○用品ならこの店に行けば大抵のものは揃うという特徴もある。
購入したルアーを眺める(提供:TSURINEWSライター・稲垣順也)釣具に実際に触れるというのは、例えば新しくロッドの購入を考えている時、いくつか気になる番手を実際に触れ比較検証した上で購入する事でより自分のイメージに合った道具を選ぶ事ができるのである。失敗しない道具選びができるのは都市部ならではである。
また、中古釣具が豊富な点も都市部のメリットである。懐かしの釣具や廃盤になった釣具も入手できる可能性があるし、現行品でも新品より格安で手に入るのも中古釣具の魅力である。総じて道具の選択肢が豊富にあるのは都市部に住んでいる最大のメリットである。
購入したタックルを眺める2(提供:TSURINEWSライター・稲垣順也)釣りに行けない日の過ごし方
では、現在の釣りに行けない休日の過ごし方を紹介しよう。
スマホでインターネット
YouTubeで釣り動画を見る機会は増えている、昨今メーカー企画など編集もきれいで見やすく面白い物も多い。TSURINEWSなど釣り関連の記事を読んだり個人のブログやSNSではリアルな情報が見れるため気になる情報がないかチェックしている。
釣具のメンテナンス
リールやロッドの清掃、メンテナンスを行う。特にリールはまとまった時間が取れる時に分解してメンテナンスしている。
リールは分解してメンテナンス(提供:TSURINEWSライター・稲垣順也)釣魚料理
前日までに釣った魚があれば普段チャレンジできない料理に挑戦している。そのまま夕飯のおかずにもでき一石二鳥である。
料理に挑戦(提供:TSURINEWSライター・稲垣順也)ライター活動
実はこの記事も釣りに行けない週末に原案を考えて執筆している。執筆中の記事があれば書き進めたり、他にも釣行の予定から何を狙いどういう釣果になったらこんな記事が書けそうと妄想してみたり、写真は何が必要になるか考えておくと、スムースに資料が作れる。
温泉を満喫
釣りとは離れるが、和歌山県は温泉地も多い地域である。1日家で過ごした夜に温泉に浸かりリラックスすると、アウトドア派の筆者でも充実した休みを過ごせたと思う。
帰省したら釣具店巡り
移住してから長期連休の際は愛知県の実家に帰省していたが、帰ってする事は釣具店巡りである。近隣で売っていないメインで使うルアーはまとめ買いしてストックを作っておく。中古釣具もチェック、懐かしのロッド、リール、ルアーを探し、帰宅後に眺めては悦に浸っている。
記事を書いてみて改めて筆者は釣具マニアであり釣具店巡りも一つの趣味であったと気付かされた。しかしそれは和歌山県南部に移住という釣り人として最高の環境を手に入れるのと引き換えにやりづらくなった趣味でもあった。
購入したタックルを眺める1(提供:TSURINEWSライター・稲垣順也)<稲垣順也/TSURINEWSライター>


