越前海岸でシーバスゲーム
この時期の越前海岸は越前ガニ目当てに県外からの多くのお客さんでにぎわっている。そんなにぎわいを横目に(越前ガニは高くて食べられない……)、サラシが広がっている越前海岸を北上する。予報では波高1.5m程度で、海況は良さそうだ。
当日は昼から暗くなるまでしか時間が取れず、早速実績のあるポイントから撃っていく。波が岩に当たり、流れが形成されて雰囲気は良い。慎重にルアーを投げ入れていくがアタリはない。
サラシが広がる磯場(提供:週刊つりニュース中部版APC・小松大祐)足を使い、ルアーのトレースラインを変えながらポイントをランガンしていくが、なかなかシーバスからの反応は得られない。「今年の越前海岸の磯マルは不調なんだろうか……」と不安にもなりながら、ルアーローテーションを繰り返す。
繰り返すラスト1投で……
アタリがないまま地平線に太陽が沈みかけ、徐々に暗くなってきた。うす暗くなってきたのでランガンは危険と判断。暗くなる直前の一瞬で魚のスイッチが入ることを期待して、足場の高い潮通しの良さそうな岬状の先端で少し粘ってみることにした。
波が当たってその波が払い出すようなポイントだ。「そろそろラスト1投にしよう……」と決意してから30投くらいしただろうか、ひったくるようなアタリがロッドに伝わってきた。
トルクのある突っ込みから大型であることが直感で分かるが、ここは磯だ。ためらってはいられない。一気に引き抜きたかったが、予想以上に大きく重い……。
ランカー浮上に歓喜
引き抜きは無理で、何とかラインを手繰って磯から引き上げた魚は、立派なランカーシーバスだった。ランディングには苦労したが、写真を撮ってすぐにリリースするとすっかり暗くなった海に消えていった。
ランカーシーバス捕獲(提供:週刊つりニュース中部版APC・小松大祐)リーダーはボロボロ、フックは伸びきってしまい、ヒットした1投が本当のラスト1投となった。磯で狙って捕るシーバスは格別で、思い出に残る1匹となった。
冬の日本海は急に天気が変更することがあるので、常に波、風の状況を確認しながら、無理をせず安全第一で釣りを楽しんでいただきたい。
<週刊つりニュース中部版APC・小松大祐/TSURINEWS編>
越前海岸

