釣りで何も釣れなかった時の【カメノテ採取のススメ】 採り方・調理法・食べ方を紹介

釣りで何も釣れなかった時の【カメノテ採取のススメ】 採り方・調理法・食べ方を紹介

思うような釣果を上げるのが難しい冬。ボウズ(釣果ゼロ)を食らい、せっかく来たのに手ぶらで帰るのもなぁ……。そんな時におすすめなのがカメノテ採り!今回はカメノテの採り方、美味しい調理法を紹介したい。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・高橋凪)

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高橋凪

はじめまして!水産系大学在学中は釣竿片手に全国を釣り歩く生活をしていました。魚種・釣り方問わず、四季折々美味しい魚を狙っています。

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カメノテ採りの魅力

水温が下がり、魚が釣りづらくなるこの厳寒期。魚が釣れず悲しい思いをする釣り人も多いのではないだろうか。つい先日、私も手堅く根魚を釣って料理を作りたいと思いテトラの穴釣りに行ったが小カサゴ2匹と大撃沈。キープ無しで納竿を迎えようとしていた。

寒いしそろそろ上がろうかと思っていた時、ふと足元を見るとテトラの隙間に大きいカメノテを発見!これをザクザク採ってその日のお土産にした。帰宅後は塩茹でと味噌汁に舌鼓を打った。不甲斐ない釣果でしょんぼりした気持ちがカメノテのおかげで一気に晴れ、大満足の釣行となった。

カメノテは高級美味食材

カメノテは見た目から貝の仲間と思われがちだが、実はエビやカニと同じ甲殻類の仲間。磯場やテトラポッドの隙間などに生息している。あの見た目からは想像つかないが食味は非常に美味。貝のような食感にエビやカニに似た濃厚な旨味を持っており、一度食べると病みつきになる。

そしてこのカメノテ、実はかなりの高級食材。市場では1kg 4,000円前後で取引されることもある。そして関西では普通に流通しており、私が住む大阪・泉南地域では100g 500円前後で売られている。

そんなお宝が我々が釣りをしている足元に沢山転がっている。そんな美味しい0円食材が安い道具と少しのコツで採れるのだから、カメノテが気になった方は是非チャレンジしてほしい。

カメノテの採り方

まずカメノテ採りに最低限必要な道具がある。

・金属製のヘラ
・ハンマー
・軍手

これらはカメノテ採りのマストアイテムである。専門に採りに行く際は必ず準備しよう。

釣りで何も釣れなかった時の【カメノテ採取のススメ】 採り方・調理法・食べ方を紹介カメノテ採りに必要な道具(提供:TSURINEWSライター・高橋凪)

 

 

 

次に採り方である。カメノテを見つけたら、一番外側にヘラを軽く差し込んだ後、上からハンマーで叩きながらヘラを限界まで差し込む。

ヘラを深くまで差し込んだあと、ヘラを前後に揺らすとカメノテがグラつく。この要領で外周全てにヘラを差し込み、前後に揺らし、その後手で外側に傾けるとボロっと根っこからカメノテが剥がれ落ちる。

それで剥がれ落ちなかったものは付け根を持って手でむしり取る。カメノテの可食部は付け根の部分であるため強く引っ張ると可食部がちぎれて無くなってしまうので注意しよう。

塊で採りづらい場合は初めに何本か抜いてやると隙間が空き、そこから塊で採れるようになる。

保冷も大事!

カメノテを美味しく食べるには鮮度も重要。特に夏は傷むのが早いため、採ったものは冷やしたクーラーの中で保管しよう。

カメノテの塩茹での作り方

冒頭でも述べたようにカメノテは非常に美味。採るだけでも十分楽しいが、ここからが本当のメインイベント。今回はおすすめの調理法として塩茹でと味噌汁の作り方をご紹介する。

1. ザルでよく洗う

カメノテには石や藻類、ゴカイなどが付着しているためまずはよく洗う。洗っても洗っても完全に落としきることは難しいので3,4回水を変えながらザルでガシガシと洗えばOKだ。

釣りで何も釣れなかった時の【カメノテ採取のススメ】 採り方・調理法・食べ方を紹介カメノテをよく洗う(提供:TSURINEWSライター・高橋凪)

2. バラして選別する

塊のカメノテを1本1本バラしていく。小さいのは塩茹でにしても可食部が少ないので味噌汁にするのがおすすめ。可食部が多いなるべく大きいものを選び塩茹でにしていく。

3. 茹でる

洗って選別したカメノテを鍋に入れ、カメノテが被るくらいの水を入れる。そこに小さじ1の酒と塩を入れる。カメノテ自体に旨味があるため塩は少なめでOKだ。中火で火にかけ、沸騰した後はアクを取りながら7〜8分ほど茹でる。茹で上がったらザルに上げ、粗熱を取れば完成。

釣りで何も釣れなかった時の【カメノテ採取のススメ】 採り方・調理法・食べ方を紹介水の目安はこれくらい(提供:TSURINEWSライター・高橋凪)

このようにすごく簡単にできるが、この塩茹こそ言ってしまえばカメノテ本来の味を味わうことが出来る一番美味しい究極の食べ方だと私は思う。酒のアテにもピッタリなのでお酒の準備も忘れないように。

カメノテの味噌汁の作り方

絶品料理2つ目は味噌汁。カメノテの濃厚な出汁を存分に味わうことができる1品だ。

1. 茹でる

洗ったカメノテを鍋に入れ、そこに水1Lと酒を1/4カップ入れ中火にかける。沸騰したら弱火にし2〜3分ほど煮る。

釣りで何も釣れなかった時の【カメノテ採取のススメ】 採り方・調理法・食べ方を紹介カメノテを茹でる(提供:TSURINEWSライター・高橋凪)

2. 味噌を溶かす

火を止め、味噌を溶かす(カメノテの風味を楽しむため味噌は少なめがおすすめ)カメノテの出汁を生かすため水から煮るのがポイント。

釣りで何も釣れなかった時の【カメノテ採取のススメ】 採り方・調理法・食べ方を紹介味噌を溶かす(提供:TSURINEWSライター・高橋凪)

磯の香りと濃厚な旨味が溶けだした出汁を味わってほしい。

釣りで何も釣れなかった時の【カメノテ採取のススメ】 採り方・調理法・食べ方を紹介味噌汁のできあがり(提供:TSURINEWSライター・高橋凪)

カメノテの食べ方

カメノテの可食部は一番目立つ亀の手のような部分ではなく、その下の細長い付け根の部分。付け根の部分は皮に覆われており、この皮を剥がすとピンク色の筋肉が出てくるのでこれを食べる。

可食部は意外と少ないので、採る際になるべく根っこごと引き剥がすことが重要となる。一度食べるとやめられない美味しさのカメノテ。磯場やテトラポッドで簡単に採れるので、食べたことない方は釣りの合間や磯遊びの際に是非一度採って食べていただきたい。

釣りで何も釣れなかった時の【カメノテ採取のススメ】 採り方・調理法・食べ方を紹介カメノテの可食部分(提供:TSURINEWSライター・高橋凪)

資源を保護しよう

最後に1つ大事なことを。カメノテは魚のように逃げる術を持っていない。我々が採ったら採った分だけいなくなってしまう。成長の遅い根魚と同じようにキープは食べる分だけで、むやみな採取は控えてほしい。夢中になって沢山採りたくなる気持ちは分かるが、この先もずっとこの遊びが楽しめるよう、心掛けていただきたい。

<高橋凪/TSURINEWSライター>

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