近年、身近な河川で個体数が増えているアメリカナマズ。ブラックバス狙いのルアーにヒットすることはあるものの、果たして狙って釣ることはできるのか。そこで今回は、川の深場を舞台にバイブレーションを中心としたルアー釣りで、本命のアメリカナマズを狙った釣行を試みました。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・田村昭人)
アメリカナマズをルアーで狙う
近くの川で増えてきているアメリカナマズは、ブラックバスを狙っていてもヒットすることがあり、エサ釣りで狙う人も増えてきているターゲットです。バスや従来のナマズとは違い、狙って釣れるのかどうかを試してきました。
水量の少ない状態の川で、バス狙いであればシャロー絡みのヨレを狙うところですが、今回は短時間釣行であり、バス狙いではないため、水量のある深場を狙ってみました。
釣り場の様子(提供:TSURINEWSライター・田村昭人)使用したタックル
ミディアムライトのベイトロッドにフロロライン16lbをセット。ルアーは自作ルアーを含め、バイブレーションやクランクベイトを用意しました。
ブレードチューンした自作バイブレーション(提供:TSURINEWSライター・田村昭人)釣行開始
この川の最上流域に入り、まずは深場のある流れの緩やかなポイントを狙ってみました。自作ルアーのクランクベイトを付けてキャストしてみましたが、全く反応はありませんでした。
自作のクランクベイト(提供:TSURINEWSライター・田村昭人)続いて自作のサイレントバイブレーションを投げ、広範囲を探りましたが反応はありません。
自作のバイブレーション(提供:TSURINEWSライター・田村昭人)ポイントを移動し、岩場から続くどん深のエリアに入ってみると、オイカワらしきベイトが群れていました。バス狙いであればビッグベイトを投げて狙ってみるところですが、今回の狙いはアメリカナマズです。
時期的に低活性になっている可能性はありますが、「外道として釣れた」ではなく、「狙って釣った」という感覚を味わいたいと考えていました。
足元にはテナガエビが見られ、流れの中にはオイカワの群れが確認できます。その沖の深場にターゲットがいないかと自作ルアーを投げ続けましたが、反応はありませんでした。
バイブレーションにチェンジ
気付けば12時になってしまいましたが、ここに魚がいると信じ、スモールマウスバス狙いで定番のメガバス・バイブレーションXにルアーを変更しました。
深場のボトム付近を丁寧に狙い、上流側から下流側まで探っていきます。水深がかなりあるため、完全に沈め、根掛かり覚悟で底の岩に当てながら、ゆっくりとリトリーブし、流れの中でバイブレーションさせて引いてきました。
下流側にキャストし、着底させた直後に根掛かりしました。引いてみると仕掛けが付いてきており、デカい針に太いラインの仕掛けでした。エサ釣りでアメリカナマズ、もしくはウナギを狙った仕掛けだと思われます。
しかし、バイブレーションXは流れの中でもきれいに泳いでくれます。自作バイブレーションでここまで安定した泳ぎを出すには、まだ時間がかかりそうだと感じながら、再び下流にキャストし、ゆっくりとリトリーブしました。
本命のアメリカナマズがヒット
底に当たった瞬間にステイさせると、ガツンとした明確なアタリが出ました。引きからしてバスや在来ナマズではなく、これまで外道として釣ったことのある独特の引きでした。この時点でアメリカナマズだと確信しました。丁寧にファイトを楽しみながらランディングしたのは、狙い通りのアメリカナマズでした。
ワームやエサで狙う人が多い中、ハードプラグで釣りたいと考えて狙っていましたが、ようやく釣れてくれた一尾です。予定よりも時間はかかってしまいましたが、アメリカナマズの姿を見ることができました。
ヒットしたアメリカナマズ(提供:TSURINEWSライター・田村昭人)釣り終了&振り返り
13時に近づき、納竿としました。ただし、このターゲットは増えすぎるとさまざまな問題を引き起こす外来魚でもあります。
エサ釣りをされていた方の話では、ブラックバスやナマズよりもはるかに美味しく、海の魚よりも美味しいとのことでした。
60cmを超える食べ頃サイズが釣れるため、海で使うような投げ釣り竿で狙っているそうです。水温が下がりすぎると釣れなくなるため、そろそろ終盤だとも話されていました。
私は飼育したい気持ちもありましたが、残念ながらアメリカナマズの飼育は禁止されているため、この魚はその方に譲りました。
年々増えていることで話題になるターゲットですが、狙って釣れる魚として確立されつつあります。今後、キャッチ&イートが浸透すれば、この川で釣りをする人が増えてくるかもしれません。
<田村昭人/TSURINEWSライター>

