南房の湊川、木更津港で「落ちハゼ釣り」をやってきました。狙っていたジャンボハゼは登場しなかったものの、良型交じりで数釣りを堪能!釣行をレポートします。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・尾崎大祐)
南房・湊川でハゼ釣り
実は今年(2025)のお盆明けに上総湊港と湊川のハゼ釣りに出かけたものの、あまりの暑さにやられてしまい、後半戦に予定していた湊川をキャンセル。「今期は港内よりも川の方がいいよ」との事前情報をキャッチしていただけに、この時は消化不良釣行となってしまう。
そんな「あの夏の忘れ物」を取りに行くべく、今回は下げ止まりちょい前の8時、湊川ではベストとなるタイミングで現場着。
この川の河口付近は水位が低くないと足場が現われないという点、下げ止まりの時間でも川の流れが効いて魚の活性がある、という点の2点を踏まえ、朝方水位が低くなる「この日」に計画を立て出かけてきました。あの夏……3ヶ月前ですけどね。
白狐川に寄り道
とはいえ、実はやる気満々で明け方には既に上総湊付近に到着していたため、朝一でちょろっとお隣・竹岡の白狐川を調査してみる。深い所でも1mに満たない白狐川は、緩やかに流れているにもかかわらず上流、下流のポイント共にハゼの反応はなし。
上流ポイントの、キョウチクトウの木がせり出している前の深みでようやくアタるも、正体はフグ。ここで調査終了としました。キョウチクトウとフグ……なんとも縁起悪いです。
2025年の白狐川ハゼは終了かもしれません(提供:TSURINEWSライター・尾崎大祐)1時間でハゼ9匹を手中!
湊川に移動し釣場をのぞいてみると、予定通りちゃんと足場が出現。長靴を履き5.4mののべ竿、仕掛けはシモリウキに長通しの1号オモリ、ハゼ針7号、エサはジャリメで竿を出す。
状況に応じて道具やパーツは変えてみようと思っていましたが、この仕様で「遠め」でポツポツアタリが出たため、とりあえずこのまま通してみることに。強いて言えば5.4mよりも軽い4.5mで十分だったかな、という印象。手前3m以内は全くアタリが出ず、それより先でポツポツとアタリがでました。
鉄橋付近でよく釣れた(提供:TSURINEWSライター・尾崎大祐)
1時間で9匹!15cmが2匹混じりました(提供:TSURINEWSライター・尾崎大祐)後半戦は上総湊港へ移動
平日ということで、筆者以外の釣り人は1人(しかも多分シーバス)。ほぼ貸し切り状態の釣り場を歩き、長いのべ竿で広範囲を探る。ハゼ達は一応いることはいるのですが、一か所に群れているわけではないようで、足を使わないと数が稼げない状況。
それでも秋の澄んだ空気と、僅かに色づいた正面の木々に癒されながら1匹、また1匹と10~15cmのハゼを確保していく。しかし、段々と上げ潮がききだし、シモリウキが邪魔になりさしてきた頃を見計らい、のんびりできる港内へ移動。ちょっと疲れてきたし丁度良い頃合いでした。
あいからず長閑な釣り場です(提供:TSURINEWSライター・尾崎大祐)ハゼ入れ食いタイムスタート!
まずは港の奥(水深1.5~2m)でリールタックルにて20分程探るもアタリはなし。夏に釣れた浅いポイントはあきらめ、港口(水深2~3m)に移動。すると、1投目で竿先がビンビン動きナイスサイズの本命ゲット!
良型ハゼが入れ食い!(提供:TSURINEWSライター・尾崎大祐)ヘチ、1m、2m、その先と探っていくと、近くよりも、水深がある遠めでアタリが多いことが判明。ただし、ちょい投げし引きずると、湊川と接する港口では枯葉等の堆積物を拾ってしまうことが多いので、すかさずリール竿をヘチで置き竿状態にし、5.4mののべ竿を準備。
小型も数匹混じった(提供:TSURINEWSライター・尾崎大祐)このパターンが大ハマりし、ここから「のんびり」などとんでもない、怒涛の入れ食いタイムが幕を開けました。
ヘチの置き竿は忘れた頃にアタった(提供:TSURINEWSライター・尾崎大祐)エサのジャリメ(少量パック)が7割ほどなくなった所、時間にして40分やった所で、とりあえず湊川では納竿。
バケツはあっという間に真っ黒に(提供:TSURINEWSライター・尾崎大祐)「入れ食い状態」はまだまだ続きそうな気配でしたが、「我が家と実家の、お正月の甘露煮分」は確保できたので、次のポイントで今晩の酒の肴分を確保しようと思います。
この日は5.4mののべ竿が大活躍でした(提供:TSURINEWSライター・尾崎大祐)第二ラウンドは木更津港!
湊川を後にし、残ったジャリメ約10gを持ってこの日の第2ラウンド・木更津港内港公園に向かう。ここはちょっと入り口がわかりづらい所が難点なのですが、無料駐車場のすぐ近くで釣りができ、公園内にトイレや自動販売機もあるので、ファミリーにはうってつけの釣り場。
手摺があるので安全(提供:TSURINEWSライター・尾崎大祐)また、ここでの「落ちハゼ釣り」はリールタックル一択。状況良ければ同じ仕掛けでシロギスやギマも狙えるので、ハゼ針はやや大きめの7~8号にイソメかジャリメが最適といえます。
近くにトイレ、自販機、水道があります(提供:TSURINEWSライター・尾崎大祐)注意点としては、手前1mに消波ブロックがあるため短い竿は扱いづらい点。3m以上の投げ竿もしくは万能竿があれば、それを持ち込むことをおススメします。
12~14cmが2回投げて1回アタる感じでした(提供:TSURINEWSライター・尾崎大祐)因みにですが、筆者は1.8mの竿、なおかつむかい風がそこそこある条件下で、かなり気をつけていたにもかかわらず「消波ブロック祭り」を1度やらかしました(汗)
10gのジャリメで30分釣りをした釣果(提供:TSURINEWSライター・尾崎大祐)落ちハゼ釣りは海、もしくは河口付近でやることになります。お出かけの際は、事前に風の状況やタイトグラフを調べることをお忘れなく!
<尾崎大祐/TSURINEWSライター>



