今回は、ホビーカヤックに興味を持った方が、最初に起こすべきアクションをご紹介。まったくカヤックについて知らない人が、どのようにホビーカヤックにアプローチすれば良いのかを解説します。
【あなたの釣りライフが変わる!『カヤックフィッシング特集』を読む】
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・福永正博)
ホビーカヤックの魅力
ホビーカヤックは「足漕ぎカヤックの元祖」とも言われている、高性能足漕ぎカヤックです。革新的な技術がたくさん搭載されていますが、まずは分かりやすくホビーカヤックで遊ぶ魅力をお伝えします。
ホビー・アウトバックでバスフィッシング(提供:HOBIE JAPAN)足漕ぎは操作が簡単
足漕ぎカヤックの魅力は数多くありますが、とくに初心者にとってありがたいのが操作の簡単さ。パドル一本で推進力と方向転換を制御する手漕ぎカヤックと違い、足漕ぎカヤックは手足それぞれに役割を分担させます。
少し大袈裟に言えば、観光地のスワンボートのように、ヒョイっと乗っても想像以上に乗りこなせちゃうんです。海況の見極めや出艇・着岸など、安全面で学ぶべきことはたくさんありますが、操作面に限ればホビーカヤックに乗ることは決して難しくはありません。
操船しているだけで楽しい
レバーをひねるだけで向きを変えられるホビーカヤックは、誰でも自分の思い通りに操船することができ、漕いでいるだけで楽しいものです。「水の上を自力で進んでいく」という行為は、いわば非日常的なアクティビティ。
陸からは見れない景色を楽しみながら身体を動かしていると、日頃のストレスなど吹き飛んでしまいます。さらに、2人乗りカヤックでお子さんと海岸の洞窟めぐりをしたり、愛犬と一緒に水上散歩したりと、もう一要素追加すれば楽しさ倍増。きっと忘れられない一日になることでしょう。
2人乗りモデルで海岸線を探索(提供:HOBIE JAPAN)遊び心ある設計
ホビー社の創始者ボビー・アルターは、とても遊び心にあふれた人物だったようで、それはホビーカヤックの設計にも反映されています。
愛犬と楽しむホビーカヤック(提供:HOBIE JAPAN)ほとんどのモデルには、セイリング時に使えるマストポール用の穴が設置されているほか、ハッチのフタの裏に栓抜きが付いていたり、シートにビーチチェアとしても使える工夫があったりしますよ。
ハッチの裏に栓抜き(提供:HOBIE JAPAN)漕ぐだけで楽しく、漕ぐ以外の楽しみ方もあるホビーカヤックは、自由な発想で自分らしい「水遊び」を楽しみたい人達にピッタリの乗り物といえるでしょう。
両手がフリーになる!
足漕ぎカヤックの大きなメリットの一つは、両手がフリーになることです。前述のセイリングはもちろん、心に残る風景を写真や動画に収めるのにもバッチリ。プカプカ浮かんで読書なども良いでしょう。パドルを漕ぐ時の水飛沫が無く、本を濡らさずに済みますからね。
サンシェード取り付けやセーリングも可能(提供:HOBIE JAPAN)釣りとも相性抜群
「両手がフリーになる」と聞いて、TSURINEWS読者のあなたなら真っ先に釣りに使ってみたいと思ったのでは?実際、ホビーカヤック購入者の大多数が釣り目的であることからもわかるように、カヤックフィッシングとホビーカヤックは相性抜群。
ロッドホルダーや魚探の振動子設置を想定したシステムを搭載し、高い安定性と豊富な積載量を誇るなど、フィッシングカヤックとして非常に洗練されています。
スタンディングでの釣りも可能(提供:HOBIE JAPAN)本国アメリカではバス釣り大会も
日本では海のカヤックフィッシングが主流ですが、ホビーの生まれ故郷であるアメリカでは、ホビーカヤック限定のバスフィッシングトーナメントが開催されています。その名も「Hobie Bass Open Series(HBOS)」。
選手の個性やコダワリがたっぷりの艤装に、最新の魚探やエレキモーター、パワーポールなどを装着したハイテク仕様のホビーカヤックが湖を駆けめぐる様子は、日本ではなかなかお目にかかれない光景です。
ホビーカヤックでバス釣り(提供:HOBIE JAPAN)立って釣りが出来る
また、ホビーカヤックの抜群の安定性を生かし、水面がおだやかな状況ではバスボート同様のスタンディングスタイルでの釣りが展開されています。立って釣りをすることにより、キャストの精度やサイトフィッシングのしやすさが大幅に向上します。
スタンディングスタイルでバス釣り(提供:HOBIE JAPAN)

