高級魚マハタをはじめ、多彩な根魚を活イワシエサの泳がせ釣りで狙う南房の根魚五目釣り。今回は南房での泳がせ釣りキホンを解説していこう。
南房五目根魚釣況
洲の崎出船の勝丸や仕立専門の平嶋丸などではヒラメを主体に釣果が出ている。
午前船で受け付けている西川名の竜一丸ではマハタやアオハタ、ヒラメやカサゴなどなど多彩な釣果が連日上がっている。
ナギに恵まれた26日にはマハタ0~1尾にアカハタ0~2尾、カサゴ1~4尾ほか。26日は1kg超えのアオハタのほかヒラメ。同船の根魚五目は2月いっぱいまで期間限定の釣りなので、早めの釣行を勧める。
以下では、そんな活イワシ泳がせの根魚釣りの基本を紹介。
タックル&仕掛け
マハタが主なターゲットとなるが、ヒラメやアカハタなど状況に合わせて最適なポイントで狙う。
基本的には外房や茨城のヒラメ釣りのタックルで流用できるが、5kg超えのマハタなどを狙うのでハリスは10号以上を使うことも。状況をみて調整できるよう、さまざまな太さのハリスを準備しておくといい。
また、リールは、電動、手巻きどちらでもOKだが、パワーのあるもので挑もう。
オモリは基本的に60号、80号を使用。根のキツい場所などを狙うので、オモリの予備は多めに用意しておこう。
泳がせ根魚の釣り方
一般的な根魚釣り同様に、底付近を狙うので、根掛かりに注意しつつも、積極的に狙う。
マハタなどは底上5mなどでも食ってくるので、オモリを底に放置したまま置き竿にせず、底だけでなく上のタナもくまなくチェックしよう。
根魚とのやり取り
マハタはヒラメに比べ一気に食い込むが、ここで力強くアワせるとアワセ切れしやすいので注意。
ハリ掛かりすると一気に根に潜ろうとするので、ミチイトが滑らないようにドラグはフルロックで、掛かったのを確認したら一気に巻き上げる。竿をのされないように、力と力のファイトを。
どんな食べ方も美味しい!
さまざまな根魚が釣れるので、旨味が満喫できる鍋物などはとくにお勧め。寒いこの時期は最高。もちろん刺し身や煮付けも絶品。
<週刊つりニュース関東版 編集部/TSURINEWS編>
勝丸
この記事は『週刊つりニュース関東版』2019年2月8日号に掲載された記事を再編集したものになります。