1月5日、初釣りに行こうと、前日に秀吉丸(長崎・福島)に予約を入れた後に釣具のまるきん伊万里店でエサを購入。時期的にはフカセ釣りで寒チヌ狙いになりそうだが、場所によってはクロも狙えるので今回は集魚材をチヌ用とクロ用の2種類を使用。オキアミ生1角、チヌ煙幕1袋、グレゼロ1袋で、つけエサはオキアミ生とコーンを用意した。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版APC・成田義史)
沖磯でフカセ釣り
当日は午前7時出船とのことで、福島の塩浜港に10分前に到着して荷物を下ろして出船を待つ。その間に同船者にあいさつをして話をしていると沖方面に行くとのことだったので私も便乗することにした。先に同船者が降りた後に向かった先は「西のハナレ」。ここは魚種も豊富な上に型も良いので期待大。どちらかというと(私の場合)チヌよりもクロの方が相性いいため前日に購入していたオキアミにグレゼロを混ぜ合わせて、チヌ煙幕は予備としてとっておくことにした。
フカセ釣りをする前に数投エギを投げてあわよくばアオリイカと思ったが、うまくはいかず断念、フカセ釣りに専念することにした。仕掛けは別図の通りの全遊動仕掛け。当日は南風が強く、釣座からだと左真横から吹きつける。さらに潮も左から右流れなので思いっきり左から流して右の沈瀬の前で回収といった感じになる。時間がたつにつれ風も強くなるので早めに釣果を上げたい。
尾長グロ登場
最初はつけエサのオキアミがそのまま残っていたが、まきエサが効きだしたのか、かじられたり残らなかったりしだした。そんな中、ウキに反応があり軽くサオをあおるとそのまま曲がり、やり取り開始。ほぼ手応えなく上がってきたのはフグでガッカリ。エサ取りがフグならやっかいだと考えながら同じように流していると今度はしっかりとラインが走った。サオを立てると小気味良い引きで釣れたのは手の平大のクロで優しくリリース。
クロがいるのは分かったので後は型の良いものを狙うため、まきエサを打ち分けながら探るように釣っていると、きれいにウキが沈みラインが走った。いい感じでやり取りしながら釣れたのは25cmのクロ。釣り上げた後、違和感に気づきよく見ると尾長(オナガ)グロだった。珍しなと思いつつリリースし再開。
31cm頭にクロ連発
それから立て続けにアタリがあり同サイズのクロが連発。いい感じで釣れてるのであとは30cmオーバーが出るまでひたすら粘ると、少し沖めでラインが走った。しっかりとサオが曲がり、なかなか浮かず、手前に突っ込んできたのでおそらく当日一番と思いていねいに浮かせてタモに入れる。
間違いなく30cmオーバーと思いつつ計測すると31cmでひと安心、もちろんキープ。同じポイントを流すと今度は27cmのマダイでサイズアップを願いリリースする。
42cmチヌキャッチ
ムラはあるもののある程度コンスタントにアタリがあり楽しめる。ただしエサ取りのフグは健在なのでたまにハリやハリスがやられてしまい、小っ葉グロも交じる。基本的にラインが走れば25cmオーバーのクロの確率が高いのでその時はワクワクする。と思ってたらウキにモゾモゾというような反応。どうせエサ取りだろうと思いつつゆっくり入っていったので軽くサオを横に引っ張ると強烈な引きであっという間に手前に突っ込んできた。
慌てて対応しゆっくりと浮かせると良型クロでタモ入れに成功。計測すると先ほどよりも大きい33cmだ。このサイズが連発すれば最高と思いながら手返しよく釣っていると、今度は重量感がある引き。沖に走りゆっくりと浮かせながら寄せるとチヌだ。サイズの割には元気いっぱいで最後まで抵抗するが無事に確保。計測すると42cm、やせてはおらず魚体は張っていた。
<週刊つりニュース西部版APC・成田義史/TSURINEWS編>
秀吉丸