離島で大型尾長グレを狙え!遠征釣行のキホン【鮫島遠征釣行記付き】

離島で大型尾長グレを狙え!遠征釣行のキホン【鮫島遠征釣行記付き】

 釣っても楽しく、食べても美味しい寒グレシーズン!他シーズンに比べ釣行がより一層楽しみな方も多いのではないでしょうか。今回は大型グレが狙える冬の離島遠征について解説!鹿児島県宇治群島鮫島での遠征釣行と併せてレポートします。

アバター画像
多賀 英二

フカセ釣りメインでやっています。ターゲットはクロ、チヌ、タイです。山口県は北部、西部の磯や波止、大分、長崎、鹿児島など幅広くフィールドに足を運んでいます。釣り場であった際は、情報交換しましょう。国産ラインメーカーfathomのフィールドモニターとしても活動しています。

×閉じる

海釣り 磯釣り

事前準備から楽しむべし!

 離島遠征といえば有名なところでは、男女群島や宇治群島、草垣群島など思い浮かべるかと思います。港から釣り場まで普段使う渡船よりも時間がかかります。

事前準備はもちろんのこと、車で移動する道中も、大型グレへの期待感や、離島遠征のワクワク感など色々考えるのも楽しみの一つだと思います。

情報や状況の把握を!

離島で大型尾長グレを狙え!遠征釣行のキホン【鮫島遠征釣行記付き】釣り場よりも話が盛り上がることも

港を出航してから船内では、寝るまで少し時間があります。

お客さんの中には常連さんがいることがあるので、何気ない話からポイントを教えてもらえることもあります。釣りの情報交換ができる良いコミュニケーションの場でもあります。

釣り場に着いてからは、長い時間釣りができるので、普段の釣りに比べ状況が掴みやすいと思います。

 離島は近場の釣り場に比べて人の出入りが少なく、魚がスレていないのもおもしろさの一つだとおもいます。

遠征時の竿とエサ

離島遠征は一泊二日や二泊三日など長い時間磯に滞在するので荷物も多くなります。

タックルは、夜釣り用と日中用が必要です。予備の竿も持って行っておくと、トラブルがあった時でも安心だと思います。

エサは、一泊二日でも多くなりますが二泊三日だとかなりの量になると思います。帰りにひとまとめに出来るようにサイズ違いのバッカンを持っていくのがオススメです。バッカンを数もっていくのが嫌な方はドンゴロス(麻袋)に入れる事をオススメします。サイズの大きいドンゴロスは荷物が入り、帰りは折りたたんでコンパクトにできます。

離島遠征は急な天候変化があるので、少し多めにエサを持っていくこともオススメです。特に雨が降る可能性があるようでしたら、パン粉や集魚剤を余分に持っていくと良いとおもいます。

着替えと食料

 次に着替えです。磯場での着替えと帰宅用を持っていく事をオススメします。

 食料や飲み物も少し多めに持っていくことをオススメします。船内でご飯を炊いて昼に弁当をもってきてくれる渡船もありますので事前に確認しておきましょう。

 その他に、夜の冷え込みに備えてホッカイロや寝袋も必要です。クーラーボックスは船に積んでおき、見回りの時に釣れた魚を入れに行きます。ヘッドライトも必要です。

遠征の便利アイテム!

次に余裕があれば持っていきたいオススメの物を紹介していきます。

100円均一で売っている太いケミホタルは夜釣りで役立ちます。足の踏み位置の目印やバッカンの中に入れれば、とても見やすく重宝するとおもいます。

寝るときに寝袋の下に敷くクッションもかなりオススメです。これはホームセンターなどで、折りたたみ出来る銀色のクッション材が販売してあります。厚さが数種類ありますが、磯場はゴツゴツしているので厚手の物が良いとおもいます。

離島で大型尾長グレを狙え!遠征釣行のキホン【鮫島遠征釣行記付き】岩場は割と過酷

冬場の夜は寒いので、キャンプ用のガスコンロがあれば、あったかいコーヒーを飲んだり、カップラーメンを食べたりできるので持って行くと役立ちます。

急な大時化に備えて、荷物を固縛するロープを持っていくこともオススメです。

足場が悪い場所や瀬が低い場合に備えて、荷掛けを持っていく事もオススメです。渡船屋さんが貸してくれる事が多いので事前に確認しておきましょう。

離島遠征釣行の流れ

渡船屋さんによって、スケジュールが違うので一概に言えないですが、宇治群島に行った時を例にとってみます。

宇治群島は一泊二日で行きました22時頃から出船準備をし、片道約4時間かけ明朝4時過ぎに渡礁し、次の日の9時に納竿し、帰港という流れでした。なので夜釣りが2回できました。

離島遠征となると、お客さんも多く、荷物の積み込みに時間がかかることがあります。余裕をもって2時間前くらいには渡船場についておくことをオススメします。

荷物を積んだり渡船名簿を記入したりしたら、いざ出船します。釣り場に着くまで時間がありますので、仮眠をとったり話をしたりとゆっくり過ごせます。

釣り場につき、渡礁する時ですが離島遠征の場合サポーターが大抵1人はいるので安心して渡礁することができます。荷物が多いので、わかりやすいように荷物に名前を書くかマークをつけておきましょう。

携帯の電波も入らない事がほとんどなので、荷物の下ろし忘れをすると次の見回りまで待たないといけなくなりますので注意が必要です。

時間一杯楽しんだあとは、いよいよ帰港です。港についたら、荷物を降ろしたり釣果がある方は写真をとったりして帰宅します。次回の釣行の為に、実釣を基に話をし情報を集めるのも良いと思います。

次ページで離島用仕掛け解説!