宮崎逝之介
メインフィールドはオフショア。魚を求めて各地の海に足を運んでます。 ブログ『信州海釣り班 tsuritabel』管理人。ぜひブログ・インスタものぞいてみてください。
強神丸でアカムツ釣り
9月上旬。アカムツの釣果が好調との情報に胸を躍らせ、筆者は釣友・寺さんとともに富山新湊マリーナの強神丸に乗船した。強神丸は今西船長ご夫妻が営み、船長が操船を担当し、奥様と息子さんが中乗りとサポートをつとめる。
（提供：TSURINEWSライター宮崎逝之介）「楽しい船釣り」をモットーとし、ベテランでも初心者でもアカムツ釣りが楽しめる遊漁船として定評がある。同船はエサ釣りとジギング派が前方と後方に別れて相乗りするスタイルだ。
仕掛けと釣り方
この日のポイントは水深約90mから150m。エサ釣りの仕掛けは2本針タイプの胴突き仕掛けが主流だ。オモリは船指定の100号で統一。勝手な号数変更はオマツリ必至なので避けたい。
アカムツ釣りへ（提供：TSURINEWSライター宮崎逝之介）ポイントの海底は主に砂泥地なので根掛りの心配は少ないが、タチウオやサゴシなどにラインを切られてオモリをロストすることがあるので何個か用意しておきたい。エサはホタルイカのチョン掛けが基本だが食いが渋いときはツボ抜きしてゲソと肝だけにしたほうが有効な場合もある。
基本の釣り方
仕掛けを投入し着底までは1、2分。着底したらオモリを底から少し持ち上げてステイしたりゆっくり上下に動かして誘いアタリを待つ。アタリがあったらしっかり合わせて中速で巻き上げる。
早々に45cm良型アカムツ顔出し
この日の天気は曇りときどき晴れ。猛暑も少しやわらぎ日中の最高気温は30℃に届かないくらいの天気予報だった。朝5時に出船し、ポイントまでは約20～30分。船が減速すると「エサをつけて準備してお待ちください」と船長のアナウンスから、「水深○○m、はいどうぞ」の合図で一斉に仕掛けを投入する。1投目から筆者のとなりのアングラーにヒット。
良型アカムツキャッチ（提供：TSURINEWSライター宮崎逝之介）ウイーンと景気よくリールを巻き上げ浮上したのは本命アカムツ。なんともうらやましい45cm・1kgオーバーのビッグワンだ。先頭打者ホームランのような幕明けに、船上のアングラーたちの活性も自然と高まる。これを皮切りに船中ポツポツと本命があがり、釣友の寺さんも早々に30cmクラスの本命キャッチ。ボウズの呪縛から解放され表情が緩む。
30cmアカムツ登場（提供：TSURINEWSライター宮崎逝之介）筆者にも本命アカムツ
筆者にはしばらくアタリが来なかったが開始から2時間ほど経過し、ようやくモゾモゾとアタリがあり、テンションをキープしながら中速で巻き上げ。途中30mおきくらいにガタガタと竿を揺らすので、本命を確信しつつも暴れすぎてバレるなよとハラハラどきどき。これもアカムツ釣りの醍醐味だ。少々出遅れてしまったが無事、本命・アカムツをキャッチ。
アカムツ一荷（提供：TSURINEWSライター宮崎逝之介）ここから巻き返そう。その後、派手なラッシュタイムはないものの、筆者は1時間に1尾のペースでコツコツアカムツを釣り上げた。なかには30cmオーバーのナイスサイズも混じった。終盤、寺さんは一荷で2匹まとめて釣り上げる場面もあった。あっという間に8時間が過ぎ、13時頃納竿となった。
好土産ゲット（提供：TSURINEWSライター宮崎逝之介）
