新しい年が始まり、時間を見つけては近くの漁港でアジングを楽しんでいるが、今年に入ってから、ぱったりとアジの情報が聞こえなくなった。釣れても1時間に3尾と……。水温も下がってきているのと産卵を控えたアジの行動だろうか?
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版APC・鶴原修)
大島でアジング釣行
なので、アジング友だちとアジのアタリを求め近くの離島、大島(福岡県宗像市)行きを計画。1月8日、私は仕事のため午後1時50分便で神湊港から大島へ。
すでに大島へ乗り込んでいる友だちからは途中に「好調だった西波止が祝日なのに誰ひとり釣り人がいない。ヤバい釣れてないかも?宮崎港へ向かいます」と連絡がきていたので、大島港に着いてから歩いて宮崎港へ向かう。
着くと短い堤防で釣りをしている友だちを発見。「どんな?」「来て1投目で掛かったから今日は入れパクやん!と、思ったけどそれからアジが足元にめちゃ見えているんやけど食わん」って「ほんとやん、めっちゃめっちゃアジおるな~」このパターンね。数年前もあったな~なにかしら食い気なのか?スイッチを入れてやると食ってくることも。
ワームローテで本命手中
ここからはアジと人間の知恵比べだ。すでに5尾と3尾釣っている2人の友だちに追いつくよう真剣に狙う。ジグヘッドは軽い方がいいから取りあえずタングステンジグヘッドの0.5gにクロスビームFATのレッドグローから。堤防の日陰にいるアジをサイト(見釣り)で狙う。すると、何尾かはワームに興味をしめして近寄ってきたり一瞬追尾するが口を使わず「ぷいっ」と、反転してしまうのが目視できる。ワームがあっていないな。
次は、すでにカタログ落ちしてしまったが、こんな時の鉄板ワーム「ビームスティックZERO」のグリッターカラーでチャレンジだ。シンカーもさらに軽く、月下美人SWライトジグヘッドSS極みの0.3gにチェンジ。キャストもそんなに飛ばないので、投げてからは自分が堤防を動いてワームを引く距離を稼ぎ、ラインの表面張力でなかなかジグヘッドも沈まないので、何度かラインをあおって底付近のアジが見えている層までワームを送り届ける。
見えているアジの少し上をゆっくりとワームをスライドさせるように動かしていると、1尾のアジが口を開けた。「食った」すぐにアワセを入れ価値ある1尾をリールのドラグを滑らしながらやり取りを楽しみ、ぶり上げ。友人からは「もー釣った」と歓迎され、そこから3尾連チャンでゲット。
夕マヅメに時合い到来
ただ、時間とともにアジの魚影が薄くなってきた。海底が見えないほどびっしりとアジがいたのだが……。
すると、地元のサビキ釣りの人が遊びにきた。「どーね」っと会話をして「(午後)5時くらいからあそこの先端がいいばい」と教えてくれたが、あと1時間ある。まー、早めに移動して場所を確保しておこう。
先端にいると、次々に地元の年配のサビキ釣りの人が訪れ、狭いスペースがいっぱいに。私は違う先端が気になり、そこで様子見。5時15分に1人のサビキ釣りの人にアジが釣れるとみんな連チャンでアジがヒット。友だちもアジを掛けているドラグ音が聞こえている。私の所は、まだアタリがない。帰りのフェリーの時刻のことを考えると5時40分までだ。
すると、アタリ!やっときた。時計を見ると5時35分。次の1投はサバでめちゃタイムロス。次は豆アジ「なんでいま君じゃない」。次は24cmのキーパーサイズ。次は表層でアタリ!めっちゃ引く。年末に尺アジが釣れていたようで、ちょっと期待!ヤバっ、またサバやん。
バタバタと片付けをして、フェリーに乗り込み友だちと釣果報告。1番釣っている友だちは12尾のキーパーだった。ちなみに私は4尾。どこもアジが厳しい時期。また時間を見つけて懲りずに出掛けよう。
<週刊つりニュース西部版APC・鶴原修/TSURINEWS編>
宮崎漁港